SEOに適したコンテンツキーワードを選定するコツとツール3選
- SEOのキーワードの選定ツールが知りたい
- SEOのキーワードの選定方法が知りたい
コンテンツSEOを意識したコンテンツづくりで、なぜキーワードを選定しなければならないのでしょうか。ごくごく基本的なことですが、しっかりと理解していなければSEOも疎かになります。
キーワードを選定する方法も併せて、基礎から解説します。
目次
どうしてSEOではキーワードを選定するのか?
コンテンツSEOをするとき、キーワードの選定はもっとも重要な作業のひとつです。けれどもなぜ重要なのかを、普段はあまり意識しません。また人によっては「SEOではキーワードを決めるものだから」としか、理解していないケースもあります。
需要のあるキーワードを選ぶこと、最適な検索意図を類推することが、キーワード選定とコンテンツ制作で重要なことです。
検索需要のあるキーワードでコンテンツを制作するため
自分が書きたいテーマやキーワードと、需要のあるキーワードは必ずしも一致しません。テーマの需要があったとしても、キーワードの選定で需要を外してはSEOになりません。
検索需要のあるキーワードとは、誰かに必要とされているキーワードと言い換えられます。誰かに必要とされていないキーワードは、書いたところでアクセスアップにつながりません。よってSEO的に無意味です。
コンテンツや記事を制作する前に、必ずキーワードの需要があるかどうかを見極めるようにしましょう。
コンテンツ内容に一貫性を持たせ、ユーザーにとって価値あるものに
検索需要のあるキーワードでコンテンツを制作する場合、キーワードを意識したコンテンツづくりをすると一貫性が出ます。
そのキーワードで検索してきた人たちが、何を必要としているかを考えてコンテンツを制作するからです。これを検索意図と言います。検索意図を意識したコンテンツは、必然的にユーザーにとって価値のあるコンテンツとなります。
逆説的に検索需要や検索意図を無視したコンテンツ制作とは、ユーザーを無視したコンテンツ制作と言い換えられます。ユーザーを重視するなら、キーワードの選定は必要不可欠です。
キーワードを選定するときの効果的なコツ
実際にキーワードを選定するときの、効果的なコツについて解説します。需要の高いキーワードは、コンテンツ制作側からも人気の高いキーワードになります。つまり競合性が高い場合が多く、いきなり上位表示を狙うのは困難です。
競合性が高くなくて、ほどほどに検索需要が多いキーワードを狙うにはいくつかのコツがあります。また狙い目のキーワードを見つけても、検索意図を外してしまうと上位表示できません。
検索ボリュームをチェック
まずはキーワードの検索ボリュームを、チェックすることが必要です。キーワードの検索ボリュームは、Googleのキーワードプランナーを使用して調べます。
キーワードの検索ボリュームの目安は、100以下ならスモールキーワード、1万以上ならビッグキーワードです。
100以下のキーワードは競合性が低いことが多く、上位表示は比較的簡単です。けれど検索ボリュームが少なく、上位表示してもアクセスはわずかです。逆に1万以上のキーワードは競合性が高く、上位表示するのが非常に難しいです。
個人ブログなどの場合、キーワードの目安としてもっとも狙い目なのは、100~1000と表示されているゾーンです。もちろん検索ボリュームが高く、競合性の低いキーワードがあるなら積極的に狙っていきましょう。
競合性をチェック
キーワードプランナーで競合性が表示されますが、これは有料広告の競合性です。SEOとしての競合性ではありませんので、あまり参考になりません。
キーワードの競合性は、どのように計測するべきでしょうか。有料のツールを使用して計測する方法もありますが、無料でも計測できるツールが存在します。
Ubersuggestはキーワードを多角的に分析することが可能です。SEO難易度も表示されるので、キーワードの競合性がわかりやすいです。
キーワード難易度チェックツールも、無料で競合性を計測できるツールです。SEO難易度とともに月間検索回数や、1位表示できたときのアクセス予測も見ることができます。
検索意図を正確に測る
検索意図を正確に測ることは、キーワード選定後のもっとも重要な作業です。せっかく競合性が低く検索ボリュームの高いキーワードを見つけても、検索意図が測れなければ意味がありません。
検索意図を図る方法は2つあります。
- 下位の関連キーワードをチェックすること
- 検索上位のサイトから検索意図を読み取ること
例えば「料理 レシピ 簡単」の関連下位キーワードには「早い」「大人数」「朝ご飯」などがあります。簡単な料理レシピが、どのようなシーンで必要なのかが理解できます。
上位表示の記事は、検索意図に正確に答えているとGoogleに判断されているページです。記事内容を参考にしてブラッシュアップすれば、より上位に表示させることも可能です。
単一キーワードより複合キーワード
おおよそ単一キーワードは、競合性が高い傾向にあります。競合性の低いキーワードを探すためには、複合キーワードをおすすめします。
複合キーワードとは「A×B」や「A×B×C」といったキーワードです。先ほどの「料理 レシピ 簡単」なども複合キーワードです。複合されるキーワードの数が多いほど検索意図も明確になり、競合性も下がる傾向にあります。
キーワード選定に使用するツール
先ほど紹介したUbersuggestやキーワード難易度チェックツールは、非常に便利なツールです。しかしキーワードの選定としてはまず、関連キーワードを調べなければなりません。その上で競合性や検索ボリュームを調べる、という手順になります。
キーワードの選定で必ず使用する、基礎ツールは関連キーワード取得ツールと、キーワードプランナーの2種類です。
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)は、有名なブロガーやマーケターも使用しているキーワード選定ツールです。このツールがなくなったら明日から記事が書けない!というブロガーもいるかもしれません。
使用方法は非常に簡単で、検索キーワードを入力するだけです。全ての関連キーワードが表示されますから、それらを参考にさらにキーワードを探ることも可能です。
キーワードプランナー
キーワードプランナーはGoogleが提供する、広告主のためのプログラムのひとつです。しかし無料でも、ある程度の機能を使用できます。広告を出すと制限がなくなり、機能をフルに使用できるようになります。
キーワードプランナーでは、検索ボリュームを主に調べます。先ほどの関連キーワード取得ツール(仮名・β版)で表示されたサジェストキーワードなどを、キーワードプランナーで調べるという使用方法が多いです。
見出し(hタグ)抽出 ラッコツールズ🔧
見出し(hタグ)抽出 ラッコツールズ🔧は、検索意図を調べるために使用します。キーワードを入力すると、10位のまでの見出しを表示してくれるツールです。見出しからおおよその検索意図を、読み取りましょう。
まとめ
キーワードの選定はSEOにとって、非常に重要な作業です。しかし人力でキーワードの選定をしていては、いくら時間があっても足りません。紹介したツールを活用しつつ、効率よくキーワードを選定してくださいね。
筆者の実際のキーワード選定手順をこちらの記事で紹介しています。併せてご覧ください。