SEOアフィリエイトは本当に終わっているのか?対抗策を具体的に解説
多くのブロガーの間で「SEOアフィリエイトは終わり」と言われていますが、それは本当でしょうか?
- SEOアフィリエイトでは稼げないという根拠は?稼いでいる人もいるのでは。
- 個人がアフィリエイトで稼ぐ方法を知りたい
- アフィリエイトで稼ぐためにはSEOだけに頼らない方がいいの?
そこで本記事では、次の2点について解説していきます。
- SEOアフィリエイトは終わりと言われる理由
- これから個人がアフィリエイトで稼ぐ方法
これからアフィリエイトを始めてみたいという方にとって参考になる記事となっております。ぜひ最後までお読みください。
目次
SEOアフィリエイトは終わりと言われる3つの理由
「SEOアフィリエイト」とはSEOのみでアフィリエイトに取り組むことを言います。検索での上位表示することで集客を狙う方法です。「SEO」以外の方法としては、「SNS」を活用した集客が上げられます。
ここでは、「SEOアフィリエイトは終わり」と言われる3つの理由を解説します。
大手企業など競合サイトが増えている
大手企業などの競合サイトの増加が1つ目の理由です。下のグラフは、アフィリエイトASP大手の「A8.net」の2021年12月期決算説明資料に掲載されている「広告主と登録パートナーサイト数の推移」です。
広告主の数が2016年からほぼ横ばいであることに対して、登録パートナーサイトは5年間で約2,000サイト増と1.5倍となっています。
しかも、以前のアフリエイトサイトは個人ブログが主であったのに対して、近年は大手企業が運営するWebサイトの参入が増えていると言われています。これらのWebサイトの特徴は、ドメインパワーが強いことです。
検索エンジンは、個別記事に対して評価するだけでなく、サイト全体に対してもドメインパワーという指標で評価をしています。ドメインパワーが強いWebサイトの記事は、弱いWebサイトの記事よりも検索上位に表示されるため、大手企業サイトは強力な競合サイトとなります。
高収益が期待できるジャンルは企業サイトがしめている
競合サイトが増えているばかりか、高収益が期待できるジャンルの検索上位は、企業サイトが占めています。高収益が期待できるジャンルとは、金融系・保険系・健康系・美容系・旅行系・投資系・不動産系・転職などです。
健康系の高単価アフィリエイト商材「トレーニングジム」を例に、検索結果を確認してみます。下は「トレーニングジム おすすめ」で上位表示されているサイトの運営主体一覧です。
- 1位 株式会社マイベスト(Webメディア運営)
- 2位 アウモ株式会社(Webメディア運営)
- 3位 合同会社B-MAKE(ヨガ・ジムのWebコンサルティング)
- 4位 プレスエー株式会社(Webメディア運営)
- 5位 アイオイクス株式会社(インターネットサービス)
- 6位 株式会社カシカリ(ファンションレンタル)
1位~6位まですべて企業が運営するサイトとなっています。なお個人ブログが表示されたのは、検索結果の5ページ目でした。そこまですべて企業サイトが占めています。
このように、高収益が期待できるジャンルにおいて、個人のアフィリエイトサイトでは企業サイトに太刀打ちできない状況にあるのです。
Googleアルゴリズムの変化
なぜ「トレーニングジム おすすめ」の上位表示はすべて企業サイトだったのでしょうか。その理由は、Googleアルゴリズムが「E-A-T」を重要な指標としているからです。
「E-A-T」とは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの概念の略です。以前からインターネットでは、根拠不明の情報を掲載した記事の増加が問題となっていました。そこでGoogleは「E-A-T」を指標に厳しく記事を評価するようになりました。
「E-A-T」に関して詳しくは、下記記事をご覧ください。
個人の書いた記事がすべて信用性に欠けるわけではありませんが、アフィリエイト商材を実際にビジネスで扱っている企業と比べれば、「E-A-T」という指標において劣るという評価をされてもしかたありません。
SEOアフィリエイトの終わりに対抗する方法4選
個人のアフィリエイトサイトが企業サイトなどの強力な競合サイトに対抗するための方法を4つ解説します。
ロングテールキーワードで上位を狙う
ビッグキーワードやミドルキーワードではなく、ロングテールキーワードで検索上位表示を狙う方法が有効です。
ロングテールキーワードとは、一般的に3つ以上のキーワードを組み合わせたキーワードのことです。月間の検索ボリュームが1,000以下と少なく、より詳しい情報を求めるユーザーが調べるキーワードです。
逆にビッグキーワード、ミドルキーワードは、1~2つのキーワードを組み合わせたキーワードで、月間検索ボリュームは非常に大きくなります。
「トレーニングジム」の例で言えば、ロングテールキーワードは次のようなキーワードになります。実際検索してみると「トレーニングジム おすすめ」に比べて、個人ブログもちらほら表示されます。
- トレーニングジム 料金 相場
- トレーニングジム 初心者 メニュー
- トレーニングジム マシン 腹筋
あなたならではの情報でユーザーに価値提供をする
個人アフィリエイトサイトだから提供できる価値を考えましょう。具体的には、あなたの体験談を付け加えることは有効です。企業サイトの弱点は、個人の見解を掲載しにくいことにあります。
もちろんウソを書くことはいけませんが、個人のリアルな体験談はユーザーにとって非常に価値のあるものです。実際、ECサイトでは「購入者の商品レビュー」が売上げアップにつながると言われています。
企業サイトは公式情報を元にした情報の整理や比較情報がメインとなっています。個人の体験談は、その中で非常に目を引く記事となるのです。
例えば次のような記事が想定されます。
- 【体験談】パーソナルトレーニングジムに3か月通ってわかったメリット・デメリット
- 体重100kgの私がトレーニングジムに通って20kg痩せた話
SEO一本ではなく、SNSも併用する
SEOと合わせてSNSも活用しましょう。SEOだけに固執する必要はありません。SNSでユーザーにとって有益な情報を発信することで、あなた自身やあなたのWebサイトに関心をもつ人が増えます。
SNS運用は毎日コツコツと発信しつづけることが必要なため手間もかかりますが、個人が企業に対抗する上で欠かせないツールと言えます。
個人のブランド力を高める
SNSの活用を通じて、最終的には個人のブランド力の向上を目指しましょう。個人のブランド力とは、あなたがユーザーから「この人が言っているなら安心」「この人がおすすめしているから試してみよう」と思ってもらえることです。
情報があふれている社会において、人は「その情報は誰が発信しているのか?」を重視するようになってきています。しかもSNSが普及してからは、有名人や企業の発信だけではなく、ユーザーと同じ目線を持った個人の発信に価値が生まれています。
実際に、あなたと同じような生活をしている主婦やサラリーマンの発信する情報が、SNSであっという間に広まることが度々あります。さらに、多くの人の共感を呼ぶ発信の継続は、その人自身の価値を急激に高めていきます。
まとめ
本記事では「SEOアフィリエイトは終わっているのか?」という事に対して原因と対策を解説してきました。主なポイントは以下の通りです。
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SEOアフィリエイトは終わりと言われる3つの理由
-ドメインパワーが大きい大企業サイトが増えている
-高収益が期待できる金融系等のジャンルは企業サイトが上位表示をしめている
-Googleアルゴリズムが「E-A-T」を重要な指標としてる -
EOアフィリエイトの終わりに対抗する方法4選
-ロングテールキーワードで上位表示を狙う
-体験記事など個人サイトだから提供できる価値を考える
-SNSを活用してあなた自身に関心を持つ人を増やす
-「この人が言っているなら安心」といった個人ブランド力を高める
SEOアフィリエイトは、企業サイトが検索エンジンに高く評価されるようになった今でも、ジャンル選定や記事の作り方、個人のブランド力を高めることでまだまだ可能性があります。実際に個人ブログで収益を上げている方は多くいます。
本記事を参考にして、ぜひSEOアフィリエイトに取り組んでみてください。