Facebook広告は効果ないって本当?【効果を引き出す改善方法】
- 「Facebookに広告を出しているが、効果が思うようにでない」
- 「これからFacebook広告を出そうと思っているが、本当に効果がでるか不安」
Facebookは国内で、月間2600万人のアクティブユーザーに利用されている巨大SNSプラットフォームです。
Facebook広告は、GoogleやYahoo!などの広告と同じように、多くの企業から年々その注目度は高まりつつあります。
この記事では、Facebook広告で効果のでる方法やFacebook広告を始めてみたけど、効果が思うようにでないときの改善方法をご紹介します。
目次
Facebook広告のメリットを活かす【効果がない場合の改善方法】
Facebook広告には、他のWeb媒体にはない独自のメリットがあります。そのメリットを活かして、効果がないときに改善することで高い成果が得られます。
Facebook広告の主なメリットは、以下の4つになります。
- ターゲティング精度が高い
- Instagramにも配信できる
- 大きな画像や動画で配信できる
- 広告費用は少額から始められる
ターゲティング精度が高い
アプローチしたいユーザー属性を設定して、広告の配信をすることを「ターゲティング」と言います。このターゲティングの精度がとても優秀なところが、Facebook広告の最大のメリットと言えます。
Facebookは原則、実名制を採用しており、性別や年齢、職業、住所などの細かい個人情報を登録できるため、他の媒体よりも高い精度のターゲティングが可能になっています。
ターゲティングの方法は、主に以下の3つの方法があります。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
コアオーディエンス
コアオーディエンスは年齢や性別などの利用データ、位置情報、興味関心、行動などユーザーのデモグラフィックを軸に配信する方法です。データの選択項目が多いので、より精度の高いターゲティングが可能です。
例えば、女性用の若者向けの洋服を扱っている場合は、年齢20~30代でファッションに興味関心のある女性に限定して広告を配信することができます。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは、すでに自社のビジネスに何らかの接点があるユーザーに対して、メールアドレスなどをFacebookに取り込んで広告を配信する方法です。
例えばアプリのダウンロード、ウェブサイトの訪問、Facebook広告へのいいね、資料請求など接点のあるユーザーに対してセールや新作入荷などの広告を配信して再来訪を促す方法です。
類似オーディエンス
類似オーディエンスは、FacebookやInstagram上で既存顧客と似た行動をとっている興味関心を持ったユーザーに広告を配信する方法です。
例えば、既存顧客と同じようなアカウントをフォローしていたり、Facebookべージにいいねをしている、FacebookやInstagram上での行動の傾向など、さまざまなデータを基に広告効果が高く、既存顧客ではないユーザーに広告配信します。
他の広告媒体にも類似オーディエンスはありますが、Facebook広告の効果は抜群です。これは、SNSの特性である興味関心などの情報を用いているため、精度の高いアプローチが可能になっています。
Instagramにも配信できる
Facebook広告はInstagramにも同時に配信することができます。
Instagram専用の広告や管理画面を使う事なく、Facebookの広告マネージャーという同じ広告管理画面から設定や広告の配信、レーポート確認まですべてを管理できます。利用者の多いFacebookとInstagramに、手間をかけずに同時に広告を配信できることは、大きなメリットと言えるでしょう。
大きな画像や動画で配信できる
Facebook広告は、スマートフォンの画面いっぱいに画像や動画を配信することができます。メインのフォーマットはFacebookやInstagramで、フィードというタイムライン上で配信する広告です。
画像だけでなく、動画での配信もできるのでメッセージをより強く伝えることができます。
広告費用は少額から始められる
Facebookの広告費は自由に設定することができます。高いターゲティング機能を備えながら、配信するだけなら数百円と少額から始められます。
まず試しに、月3万円から初めてみるといったことも可能です。
そして、いつでも広告配信を停止したり、再開することができます。
主な課金方式は以下の2つがあります。
- インプレッション課金(CPM配信)
- クリック課金(CPC配信)
インプレッション課金(CPM配信)
CPM(Cost Per Mille)と呼ばれる課金方式です。
広告が1000回表示されるたびに、費用が発生する課金方式になります。配信媒体にもよりますが、1000回の表示につき約100~500円で設定されることが多いです。
表示回数に重点をおいているため、クリックされなくても費用が発生します。
ブランドの認知度を高める目的で利用されることが多いです。
クリック課金(CPC配信)
CPC(Cost Per Click)と呼ばれる課金方式です。
ユーザーが広告を1回クリックするたびに、費用が発生する課金方式です。
オークション制となっていて1クリックあたり、約100円~200円の費用が発生します。
どれだけ広告が表示されても、クリックされなければ費用は発生しない仕組みです。
適切な表示方法でFacebook広告に出稿する
精度の高いターゲティングが最大のメリットであるFacebook広告ですが、さらに効果を発揮するには適切な広告フォーマットで出稿する必要があります。
Facebookの広告フォーマットの種類は非常に多く、全部で10種類あります。広告を出稿するとき、商品やサービスの特徴によって最適なフォーマットを選び、最適なアプローチをすることでさらに高い効果が期待できます。
ここでは、以下の主なFacebook広告の表示方法を4つご紹介します。
- 画像(バナー)広告
- 動画広告
- スライドショー広告
- カルーセル広告
画像(バナー)広告
一番多く使われている広告で、画像とテキストで表示する方法です。画像とテキストだけを用意すればいいので、他の広告フォーマットに比べて容易に出稿できます。 そのため、Facebook広告がはじめての人におすすめの方法です。
動画広告
動画を使った広告です。ユーザーの見ている画面に広告が表示されると、自動で再生される仕組みです。動きと音声で商品の特徴をわかりやすく紹介したり、画像広告よりも多くの情報を届けることができます。
一般的に画像広告よりも、動画広告のほうがユーザーの目を惹きつけやすいと言われています。
スライドショー広告
3~10枚の画像や音楽、テキストをスライドショー形式で表示する広告です。動画広告よりも作成するのが容易であり、データ量が少ないので接続速度が速いのが特徴です。
さまざまな商品を紹介する場合や、ストーリー性を重視した広告に適しています。
カルーセル広告
1つの広告に最大10点の画像や動画を横にスワイプさせて、スライド表示させることができる広告です。複数の商品を紹介したい場合や、ひとつの商品やサービス、プロモーションを多角的に見せたりとストーリー展開させることができます。
効果測定を行い改善する
Facebook広告で有効な戦略を立てるためには、Facebookの効果測定機能を上手に活用することが大切です。ターゲット層の設定や配置などを、ひとつ変えるだけで大きな成果が得られます。
ここでは、主な測定方法を2つご紹介します。
A/Bテスト
A/Bテストのやり方は、テストしたい広告を2つ用意します。この2つを比較して、どちらがより多くコンバージョンを得られるかを検証する方法です。テストしたい内容の広告フォーマットや広告文、ターゲットの年齢層などを変えて2つのパターンを用意し、並行して配信します。ターゲットが重複しないように、A/Bテストの機能が自動的にターゲットを振り分けるので、精度の高い結果が得られます。
どちらの広告パターンが効果があるかなど、比較検討し有益なデータが得られます。
リフトテスト
リフトテストは、Facebook広告での実際のコンバージョンやブランド認知度の増加分を把握するためのツールです。テストを行う広告やキャンペーンを選択し、ターゲット層を設定します。リフトテストの機能により、自動的に2つのグループに分けられます。
Facebook広告を見たグループと、広告を見なかったグループで比較を行い、広告がコンバージョンやブランド認知度に与える影響を把握することが可能です。
リフトテストのすぐれた点は、ほかのマーケティング活動の影響を取り除いた、Facebook広告単体の効果を明らかにすることができます。
まとめ
Facebook広告は、すぐれたターゲティング機能を備えていることが最大のメリットです。少額から始めることができ、Instagramにも同時に配信できるので費用対効果は非常に高いと言えます。
これからFacebook広告を始めようとしている方や、Facebook広告に出稿しているが思うように効果がでない方は、この記事で紹介したターゲティングの設定を見直したり、効果測定を行うことで改善が見込めます。
Facebook広告のメリットを最大限に利用して、あなたのWebマーケティングに役立ててください。