ブログでアフィリエイトとアドセンスのどちらが稼げる?併用はOK?
- ブログでアフィリエイトとアドセンス、どちらが稼げるか?
- アフィリエイトとアドセンスの併用は可能か?
ブログをマネタイズするときに、必ず突き当たる問題があります。成果報酬型広告のアフィリエイトでマネタイズするか、それともクリック報酬型広告のGoogleアドセンスでマネタイズするかです。
今回はどちらがマネタイズしやすいか、収益が上がりやすいかなどを解説します。加えて目的別にどちらが向いているのか、併用の方法なども紹介します。
目次
アフィリエイトとアドセンスの違い
アドセンスはGoogleのクリック報酬型広告のことを指します。アフィリエイトは成果報酬型広告を指すことが多いですが、厳密には「成功」報酬型広告のことです。したがってクリックに成功して報酬が発生する広告も、アフィリエイトのひとつと言えます。
今回の場合はクリック報酬型広告でもっとも収益性の高いGoogleアドセンスと、それ以外の成果報酬型広告(アフィリエイトと表記)を比較して話を進めていきます。
Googleアドセンスの特徴
Googleアドセンスの特徴は、なんと言ってもクリック報酬型広告であることです。コンテンツやユーザーにマッチした広告を表示し、クリックによって報酬が発生します。
報酬は数円~数百円まで、表示される広告によって異なります。
Googleアドセンスはクリック報酬型広告の中で、もっともCPC(平均クリック単価)が高いと言われています。加えてクリックで報酬が発生するので、PVの少ないサイトでも安定して収益が発生します。
デメリットは収益が安定して発生しやすい反面、収益額の増加がしにくいことです。成果報酬型広告と比較すると、収益性の最大値は大きく劣ります。
Googleアドセンスは審査やポリシーが厳しいことでも、知られています。ポリシー違反は最悪、アカウント停止措置などもあり得ます。
アフィリエイトの特徴
成果報酬型広告であるアフィリエイトは、ASPによって特徴がかなり異なります。ASPの扱っている商品の幅が広くなればなるほど、還元率も低くなる傾向にあります。
例えば楽天ショップやAmazonは、還元率が商品価格の約2~10%です。加えて上限も一般的な商品については1000円までです。商品点数がとにかく多いので、どんなコンテンツにもマッチした商品がある、というのが楽天アフィリエイトやAmazonアソシエイトの強みです。
逆にA8.netやもしもアフィリエイトなどのASPは、商品や広告点数が限られるものの還元率や単価が高めです。還元率では10%以上が当たり前ですし、発生単価も数千円以上の広告がほとんどです。
どのようなASPと広告、商品を選ぶのかは自身のブログのジャンルや方向性によって左右されます。
Googleアドセンスの1000PVあたりの収益は?
Googleアドセンスとアフィリエイトを比較するなら、ともにどれくらいの収益が見込めるのかを算出しなければなりません。Googleアドセンスの場合、1000PVあたりの収益が管理画面から参照できます。ページRPMと呼ばれる指標です。
GoogleアドセンスのCPC(平均クリック単価)はおよそ20~30円と言われています。ジャンルによって異なり、低いジャンルでは10円台前半やそれ以下のこともあります。
GoogleアドセンスのページRPMは200~300円が平均と言われます。高いブログでは600~800円をたたき出すことも。
ではアフィリエイトの1000PVあたりの平均収益額は、算出可能でしょうか?アフィリエイトはASPによってもブログによっても、発生する報酬が大きく異なるります。平均を算出してもあまり意味がない、というのが本当のところです。
大きく収益を上げているブログのアフィリエイト報酬は、1000PVで1000円以上が当たり前だそうです。収益性の最大値では、アフィリエイトに軍配が挙がります。
アドセンスとアフィリエイトは併用できるか
「Googleアドセンスは、他のアフィリエイトと併用できない」とまことしやかに囁かれます。しかしこれは嘘です。Googleアドセンスはどのアフィリエイトとも併用可能です。
ただしコンテンツの5割以上がアフィリエイト用のページ、すなわち商品レビューになっている場合にはアカウント停止の危険性が高まります。商品と関連するノウハウ系、ニュース系などのコンテンツ割合を5割以上にすることを心がけてください。
ブログではアフィリエイトとアドセンスどちらが稼げる?
ブログではアフィリエイトとGoogleアドセンスの、どちらがより稼げるのでしょうか?結論から先に言えば、ブログによります。加えてブログをする目的も、結論を大きく左右します。
ブログの種類
ブログの目的がマネタイズなら、収益構造を設計した上で記事を書きます。したがってまず広告する商品やサービスを選択し、その次に記事内容を決める形でコンテンツ作成を進めます。よって収益性の最大値が高い、アフィリエイトの方が有利になるでしょう。
しかし最初からマネタイズを意識していなかったブログは、2種類に分けられます。特化型と雑記型です。
特化型ブログはジャンルによっては、アフィリエイトが非常にやりやすいです。専門とするジャンルの広告は、その記事を読むユーザーにとっても購買意欲をそそるものが多いはずだからです。
雑記ブログは一般的なブログの形態として、もっとも多いのではないでしょうか。雑記ブログは特定ジャンルが存在せず、アフィリエイトで収益を上げるには難しい面があります。読者も記事によってさまざまで、どちらかと言えばブロガーのファンであることが多いでしょう。
特化ブログならアフィリエイト
特化ブログの場合、そのジャンル向けの広告があるならアフィリエイトがおすすめです。読者にとっても興味のある製品や広告を提示しやすく、収益性の最大値も高いためです。
コンテンツの作り込み方によっては、高い収益を上げることも可能でしょう。
お小遣い稼ぎならアドセンス
特化ブログでも雑記ブログでも、まだPVが低いならアフィリエイトではなかなか収益が発生しません。PVが低いうちはどのようなジャンルのブログであれ、Googleアドセンスがおすすめです。
なぜならクリックされるだけで、数円~数百円の報酬が発生するからです。報酬が発生しやすいため、モチベーションの維持に役立ちます。
雑記ブログは収益性が低い
雑記ブログはGoogleアドセンスでもアフィリエイトでも、収益性が低い傾向にあります。特定ジャンルの読者を集められないため、読者の興味が分散するからです。
ただし自身のブランディングとして、雑記ブログは非常に優れています。特化ブログよりファン層を獲得しやすく、多くの人にアピールできるからです。
ブランディングしやすい特性は「オンラインサロン」「電子書籍の出版」など、さまざまなビジネスモデルの展開を可能にします。このようなビジネスモデルを展開できれば、特化ブログに負けない収益性を確保することも可能です。
まとめ
ブログを作って最初に悩むのは、マネタイズの方法よりPVの向上ですよね。しかし最初にマネタイズの設計をしておくことは、非常に重要です。PVの増加が効率的に、収益に結びつくからです。
どのようにブログをマネタイズするのか?しっかりと検討してくださいね。