WordPressで簡単に見積もり依頼ページを作成出来るプラグインを紹介
- 自社のウェブサイトに、見積もり依頼ページをつけたくはありませんか?
問い合わせフォームより見積もり依頼ページの方が、顧客のアクション率は増加が見込めます。
「見積もり依頼ページをWeb制作会社に頼むと、費用がかかる」「あまりコストをかけずに、見積もり依頼ページができるなら……」という贅沢な悩みを、解決できるWordPressのプラグインがあります。
CSSやHTMLの知識は、導入するだけなら不要です。
今回は、見積もり依頼ページを導入するメリットと、WordPressのおすすめプラグインをご紹介します。
目次
WordPressで見積もり依頼ページを作るメリット
WordPressで見積もり依頼ページを作るメリットは、業種によっては非常に大きなものです。
例えばリフォーム業者でしたら、見込み顧客からのアクションを、見積もり依頼ページで期待できます。
B to Bの企業でも、相手企業担当者からのアクションを、自社サイトで見込めます。
通常の問い合わせフォームと、見積もり依頼ページでは顧客のアクションも異なってきます。
なぜなら問い合わせフォームより見積もり依頼ページの方が目的ははっきりしており、それに合わせたページ構成にできるからです。
例えば「今日の晩ご飯は、何がいい?」と聞かれると困りますが「今日の晩ご飯は焼き魚とハンバーグ、どっちがいい?」と聞かれたら、人はわりとスムーズに行動を選択します。
ユーザーにしてほしい行動を喚起することが、見積もり依頼ページでは容易になります。
もちろん見積もり依頼ページだけで、ユーザーの行動を喚起できるわけではありません。
見積もり依頼ページの導入と同時に、ランディングページの構成も検討しましょう。
見積もり依頼ページを実現できるプラグインを比較
見積もり依頼ページを作る4つのプラグインを比較します。主に「日本語対応しているかどうか?」「どのような見積もり依頼ページを作ることが可能か?」などを比較検討してみましょう。
AForms
AFormsは日本語対応した、見積もり依頼ページを作れるWordPressのプラグインです。
しかもなんと無料です!
いくつもの見積もり依頼ページを作るためのプラグインを調べましたが、英語版の有名なプラグインは20~40ドルほどの価格で有料でした。
日本語対応していて無料ライセンスなのは、AFormsだけではないでしょうか。
AFormsの特徴は見積もりができるのは当然として、顧客のアクション喚起に重点を置いている点です。
つまり、受注につながりやすい見積もり依頼ページになるように作られています。
ほかのプラグインは操作をしやすく設計されていても、コールトゥーアクションを増やすという設計思想ではありません。
ユーザーに最適なインターフェースは、国や地域で異なります。
AFormsは日本で作られたプラグインですので、日本のユーザー向けのインターフェースになっています。
つまり設計思想もユーザーインターフェースも、日本に最適化された見積もり依頼ページ用のプラグインといえます。
WP Cost Estimation & Payment Forms Builder
WP Cost Estimation & Payment Forms Builderは有料プラグインです。
スタンドアロン版とWordPressのプラグイン版があり、WordPress版は39ドルで購入可能です。日本円にしておよそ4000円です。
日本語対応はしていませんので、英語に自信のない人には向かないでしょう。
有料だけあって実に様々な機能が搭載されており、見積もり依頼フォームのみならず支払いフォームとしても機能します。
ウェブサイト制作やダウンロード販売など、ネット上で完結する業種の見積もり依頼ページには最適でしょう。
買い切りで39ドルという値段は、ほかの英語プラグインと比べてもやや高めです。
おしゃれなデザインが価格に含まれていると納得できるなら、選択肢の一つです。
Cost Calculator
Cost Calculatorも有料の見積もり依頼ページ作成プラグインです。
価格は29ドルの買い切りになっており、6000人以上のユーザーが世界中で使用しているプラグインになります。
日本語対応していませんので、ユーザーインターフェースを翻訳できるなら選択肢の一つです。
シンプルさを念頭に設計されており、直感的に操作できるユーザーインターフェースが魅力のプラグインです。
もちろんレスポンシブウェブデザインで、スマートフォンにも対応しています。
日本語対応で無料のAFormsをインストールしてみよう
AFormsの導入・インストール
通常のプラグインと同じようにWordPressの管理画面からプラグイン→新規追加→AFormsで検索し、インストール→有効化します。
インストールはこれだけで終わりです。
後述しますが、使用方法もわりとシンプルで難しくありません。
使用方法
有効化すると左サイドバーに、フォームという項目が出現します。
デフォルトのBTO-PC Order Formをそのまま使用するのでしたら、編集をクリックしてショートコードをコピーし、固定ページや記事に使用してください。
ショートコードの使用方法は、記事にそのまま貼り付けるだけです。
テストで記事を作成してみました。
上記のように実際の記事では、項目が選択できるようになっています。
以下の画像のように選択したオプションの合計金額が、見積もりとして算出されます。
管理画面が全て日本語対応しており、非常にシンプルな操作感覚でCSSやHTMLを編集する必要がないのが、とても使いやすいポイントです。
英語のみのWordPressのプラグインを使用したことがある人なら、日本語対応の素晴らしさを肌で感じるはずです。
デザインのカスタマイズなども、CSSから可能です。
AFormsの公式サイトで、カスタマイズ方法なども解説されています。
部品ごとのクラス名や、設定できる文言なども仕様としてまとめられていますので、カスタマイズもやりやすいでしょう。
一風変わった見積もり・請求書プラグインBillVektor
見積もり関連のプラグインで、一風変わったBillVektorはご存じでしょうか。
見積もり依頼ページを制作するプラグインではなく、WordPressで見積書や請求書を管理できるプラグインです。
WordPressのテーマとして制作されており、無料で使用できます。
上記は試しにインストールしてみた画像です。
管理画面に見積書や請求書を管理するための項目が現れました。
下記が請求書の新規追加画面です。
ウェブサイト側のフロントページは、以下のようにまるで会計ソフトです。
会計ソフト用のCSVデータのエクスポートが可能ですので、逆に会計ソフトデータからCSVファイルを作ってインポートすることも可能です。
BillVektorで見積書や請求書を管理することのメリットは、ウェブブラウザ上で管理できることです。
ローカル環境にWebサーバーを構築できるXAMPPとインストールすれば、社内で見積書や請求書を共有できます。
WordPressで見積もり作成プラグインを導入するならAFormsが断然おすすめ!
WordPressで見積もり依頼ページを作成できるプラグインは、そこまで数が多くありません。
その多くが海外製プラグインであり、英語にしか対応していません。
見積もり依頼ページ作成のプラグインで最もおすすめなのは、言うまでもなくAFormsです。
無料で日本語対応しており、導入のみなら非常にハードルが低いことが特徴です。
AFormsは公式サイトで、有料の設置の代行やカスタマイズもしています。
自分でデザインがカスタマイズできない方は、有料になりますが検討してみてはいかがでしょうか。