SEOではなぜ記事をリライトする?効果的なリライト方法も解説
- SEOでリライトする効果を知りたい
- SEOでなぜリライトするのか知りたい
- リライトの基準と方法を知りたい
コンテンツSEOでは必ず「コンテンツをリリースしたら効果を測定して、足りなければリライトしてブラッシュアップしなさい」と書かれます。
どうしてリライトしなければならないのか、リライトするコンテンツの基準、リライトすることで得られるSEO効果を解説します。
目次
なぜSEOで記事をリライトするのか?
コンテンツSEOではなぜ、記事をリライトするのでしょうか。理由は3つありますが、その中でもっとも大きな理由は検索順位のアップを狙うことです。
コンテンツや記事をリリースして3ヶ月ほど経つと、検索順位が安定します。Googleから記事への評価は、3ヶ月の時間がかかると言われています。3ヶ月後に記事を見直して「検索順位が低い」とか「もう少し上を狙えそう」だとか、そういったコンテンツをリライトしてSEOを強化します。
検索順位を上げる
リライトするもっとも大きな理由は、Googleでの検索結果を向上させてアクセスアップを果たすためです。
Googleの検索順位1位のCTRは平均して、21%と統計から算出されています。CTRは8位まで段階的に下がり、8位以降から20位までは1%代半ばのCTRが続きます。
また検索表示回数は2ページ目より、1ページ目の方が断然多くなります。したがってリライトすることでSEOを強化し、1ページ目のできれば8位以内に表示することがリライトの目標になります。
ユーザーエクスペリエンスを向上させる
リライトする大きな目的は検索順位ですが、それ以外の目的もあります。例えば検索順位が高く、CTRも低くないのに平均ページ滞在時間が低いコンテンツはリライト対象です。
キーワードや記事内容が適切ではなかったり、読みづらい文章でユーザーが離脱していることが考えられます。他にもコンテンツの早い段階で、他のコンテンツへの離脱が起きているのかもしれません。
これらの問題を解決することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させることは、SEOにとってもサイトにとっても有益です。
コンテンツの質を向上させる
検索順位を上げるためのブラッシュアップにしても、ユーザーエクスペリエンスの改善にしてもコンテンツの質を向上させることが重要です。リライトとは突き詰めると、コンテンツの質を向上させるために行われます。
コンテンツの質を向上させるためには、何が問題なのかをハッキリさせておくべきです。GoogleAnalyticsやヒートマップ、サーチコンソールなどを使用してコンテンツ評価をしっかりしましょう。
リライトするおすすめの基準は?
ただ闇雲にリライトしても、手間と労力が増えるだけです。リライトを効率的かつ効果的に実施するためには、基準を決めておいた方が良いでしょう。基準には以下のような方向性があります。
- 検索順位が低い記事を中心に、戦力外の記事を戦力にするためのリライト
- 検索順位がある程度高く、CTRが低い記事のタイトルのみリライト
- 検索順位がそこそこの記事を強化するためのリライト
戦力外の記事を戦力にするためのリライトは、多くの手間がかかります。リライトより、いちから記事を書いた方が早いケースもあるでしょう。
基本的にはある程度戦力になっている記事を、リライトして強化し1ページ目を目指す方が手間とコストが低いです。
月間検索ボリューム100以上
月間検索ボリュームが100以上で、なおかつ1ページ目に表示できていない記事をリライトしましょう。1ページ目に表示できれば、月間検索ボリュームは2倍以上になります。また上位表示されればCTRが跳ね上がるため、さらに効果が見込めます。
ブログやサイト規模によって、月間検索ボリュームの基準は変わるでしょう。まだアクセスが多くない段階なら「検索ボリュームが30以上の記事」と、基準を前後させましょう。
検索順位は11位から30位程度
検索順位について11位から30位程度の記事を対象に、リライトしていくことが効果的です。100位以下の圏外記事で1ページ目を目指すより、30位程度までの記事の問題点を洗い出してリライトする方が効率的です。
この基準もブログやサイトによって、ある程度柔軟に変更してください。まだまだ検索流入数が少ない場合は、100位以内の記事についてリライトをすすめても良いでしょう。
リライトにどの程度の手間とコストをかけられるのかによって、リライトする基準を設定してください。
記事をリライトする方向性とSEO
記事のリライトは何も、記事内容を付け足すだけではありません。むしろ記事内容は一切付け足さずに、タイトルだけ変更するケースもあります。
記事の抱える問題点によって、リライトする箇所や方針は変わります。しっかりと問題点を洗い出すことが必要です。
CTRが低い記事はタイトルを変更
検索順位が高く表示回数も多いのに、CTRが低い記事があります。通常は1ページ目で1%以下のCTRなどあり得ませんが、0.数%のCTRだったりします。他にも1ページ目の割に、CTRが1%代前半などの場合です。
前者の場合は、記事内容とタイトルが乖離していることが考えられます。Aというキーワードで上位表示されているのに、記事タイトルはBになっているケースです。表示されているキーワードを精査して、記事タイトルを検討しましょう。
後者は記事タイトルに、パンチが効いていないことが多いようです。ユーザーの目を引くような記事タイトルを、検討してください。
検索クエリの内容が薄い場合は足す
検索キーワードと記事内容が、一致していないケースもあります。記事の一部だけが引っかかって、検索順位に反映されている場合です。
この場合は検索キーワードに対する記事内容を足して、キーワードに対して厚みを作りましょう。
検索キーワードと記事内容は一致しており、しかし競合サイトに負けて上位表示できていないケースのリライトは非常に簡単です。競合サイトより専門性と網羅性を、高くする方向でリライトしましょう。
具体的なリライト方法については下記記事の後半で紹介しています。是非ご覧ください。
記事をリライトするときの注意点
記事をリライトするときに、リライトする内容以上にしておいた方が良いポイントや注意点があります。
リライトした内容や日時は記録しておく
リライトした内容や日時は、必ず記録しておくようにしましょう。内容については「どのような問題点があったから、どのような方向性でリライトした」と、メモしておくと良いでしょう。
日時はリライトの効果を測定するのに必要です。リライトの効果が定まるには3ヶ月前後かかります。
リライトした記事の効果を測定する
リライトした記事が、検索順位を上げたのか下げたのか?など、必ずその効果を測定しましょう。重ねて効果を測定することで、どのようにリライトすれば良いかのノウハウもたまります。
測定結果もメモして、まとめておくと良いでしょう。
リライトのしすぎには注意
リライトはやり始めると、終わりがありません。あれもこれもと問題点ばかり目にとまり、際限がなくなってしまいます。
リライトも重要ですが、リライトのしすぎで新規記事が書けないのは問題です。リライトにさける労力をしっかり見極めて、リライトする基準を定めましょう。
リライトにコピーコンテンツ使用はNG
他人が制作した記事を、コピーして使用するコピーコンテンツを使用することは、絶対にやめましょう。
サイトに様々な不利益を生じさせる要因になります。
まとめ
SEOにとってリライトは、とても重要な作業です。有名ブロガーの中には『リライトしないブロガーにアクセスアップなし」とまで言う人もいます。まずはGoogleAnalyticsなどで、自身のコンテンツを分析して「どんな記事をリライトするか」を考えてみてくださいね。