コピーコンテンツがNGな理由とおすすめのチェック・判定ツール
- どうしてコピーコンテンツがダメかわかる
- コピーコンテンツのチェックツールがわかる
記事を書くために様々な調べ物をして、構成を組み立ててアウトラインを作り、実際にライティングしていく作業は大変です。ブログ記事を書いたことがある人なら誰しも「もっと簡単に記事が書けたらいいのに」と思うことがあります。
そして他の人のコンテンツをコピーしたり、ちょっとだけ書き直したりして利用する誘惑に駆られますよね。しかしこれは完全にNGです。
なぜコピーコンテンツがダメなのかを解説します。加えてライティングを外注している人向けに、コピーコンテンツのチェックツールも紹介します。
目次
コピーコンテンツとは
コピーコンテンツとは他人が制作した記事を、コピーして使用することです。他にも多少リライトしたりアレンジしたりしただけのコンテンツ(シンジケートコンテンツ)も、コピーコンテンツとして扱われます。
複数サイトを運営している場合に自身のオリジナルを使い回すケースや、他人のコンテンツをコピーしてブログに利用するケースなどがあります。
コピーコンテンツは記事だけにとどまらず、画像や動画などもその範疇に入ります。しかし今回の記事では、テキストデータに限ったコピーコンテンツについて解説します。
コピーコンテンツがNGな理由
どうしてコピーコンテンツはダメなのでしょうか?一般的な理由としてはSEOで、サイトに不利益を生じさせるからです。加えて道徳的には、どこかのクリエイターが作ったコンテンツを、無断で使用する行為だからです。
コピーコンテンツがNGな理由を見ていきましょう。
SEOで検索順位が下がる
コピーコンテンツばかりのブログは、Googleから評価されることはありません。何かの間違いで1つや2つは、オリジナルを抜いて上位表示されることもあるかもしれません。しかし全体としてコピーコンテンツは、SEOに不利益を与えます。
サイトやブログそのものの評価が、コピーコンテンツによって下がるケースも。その場合、自分で制作したオリジナルコンテンツも影響を受けて、本来の検索順位に表示されない可能性があります。
Googleの検索結果に表示されない
コピーコンテンツと判断された場合、Googleの検索ページに表示されないことはよくあります。コピー元が検索結果の上位で、コピーした記事は100位以内にすら入らないということも珍しくありません。
Googleは、コンテンツのオリジナリティも評価しています。
Googleからペナルティを受ける
あまりに悪質なコピーを繰り返す場合、Googleからサイトやブログがペナルティを受けることがあります。ペナルティには自動ペナルティと手動ペナルティがあると言われており、どちらも著しく検索順位を下げられます。
自動ペナルティの場合は原因を取り除けば回復が望めますが、手動ペナルティの場合は回復不可能なことも。そのドメインでどう頑張っても、検索順位が上がらないハメになります。
コピー元からクレームや苦情が出る
コピー元からクレームが出るケースも、当然あります。特に記事本文を丸々コピーしているなど悪質な場合、著作権法に基づいて裁判を起こされるケースも考えられます。
インターネット上でも近年は著作権遵守の動きは、海賊版アニメ動画やマンガだけでなく、記事にまで広がっています。コピーコンテンツは最悪、著作権法違反で損害賠償もあり得ます。
コピーコンテンツかどうかチェックするツール
コンテンツ制作者自身は、自分が書いているコンテンツがオリジナルかコピーかわかります。しかし例えば外注した場合など、コンテンツがコピーかどうかは判断が難しいですよね。
そんな時はコピペチェックツールを使用して、コピーコンテンツかどうかをチェックしてくださいね。
無料コピペチェックツール【CopyContentDetector】
無料コピペチェックツール【CopyContentDetector】
CopyContentDetectorはもっとも知名度が高く、利用者も多いコピーコンテンツチェックツールです。類似度や一致率などの判定があり、ライティングを外注するクライアントによっては「一致率が○%以下」など、具体的な数字をレギュレーションとしていることもあります。
業務用でもっとも使用されているウェブサービスで、ウェブライターにとっては恐怖のサイトでもあります。なぜなら完全オリジナルで書いているのに、一致率が下がらないなどの現象もまれに起こるからです。
使用方法は文章をテキストフォームにコピペしてチェックボタンを押し、しばらく待ちます。チェックが終わると「ページを更新してください」とのメッセージができますので、更新すると結果が表示されます。
無料コピペチェックツール【こぴらん】
無料コピペチェックツールのこぴらんは、お手軽にコピーコンテンツかどうかがチェックできるウェブサービスです。4000文字までと制限はありますが、使用回数制限はありませんので、コンテンツ量が多い場合でも複数回に分けてチェック可能です。
使用方法は非常に簡単で、テキストフォームに文章をコピペしてチェックボタンを押すだけです。実際にコピーの疑いのあるページのURLも表示されますので、自分のコンテンツがコピーされていないかどうかの調査にも使えます。
コピーコンテンツはコンテンツ制作者への冒涜
コンテンツの制作は、多くの労力と手間がかかります。記事内容を企画して決定し、情報を調査して構成を作り、そしてようやくライティングします。どのような記事も、コンテンツ制作者の汗と涙……は言い過ぎですが、多大な苦労が詰まっています。
引用なら大抵のコンテンツ制作者は喜びます。しかし記事を丸々コピーされたりすると、いやな気分になりため息しか出ません。コピーする側は気軽に行い意識していないでしょうが、コピーされる側はコピーコンテンツを見つけた瞬間に気落ちしたり、怒りがふつふつと湧いたりします。
コピーコンテンツは、コンテンツ制作者への冒涜です。絶対にやめておきましょう。
まとめ
たまに「この速度でこの量を書くなんて不可能でしょ!?」というブログに出会います。1ヶ月の間に3000文字以上の記事が、100や200ほど掲載される個人ブログです。文字数にして30万文字から60万文字を、1ヶ月に個人が書くなど不可能ですから、すぐにピンときます。
上記のようなブログが、継続することは100%ありませんでした。なぜならコピーコンテンツでいくら記事を量産しても、検索エンジンからユーザーが流入しないからです。
またコピーコンテンツは、そのブログのブランディングにもマイナスです。コピーしているとばれた時点で、最悪の印象をユーザーに植え付けます。
コピーコンテンツは百害あって一利なしです。絶対にやめておきましょう。