YouTubeの収益化審査に落ちたときにチェックするポイント
- YouTubeの収益化審査に落ちた理由を知りたい
- 審査に落ちたので見直しのポイントを知りたい
YouTubeの収益化条件をクリアして意気揚々と審査を受けたのに、審査に落とされるとがっかりしますよね。これからガンガン収益化で稼ごうと思っていた矢先の審査落ちはモチベーションもどん底まで下がります。
しかし、審査に落ちたポイントを見直して修正すれば、必ずYouTubeの審査をクリアできます。2019年頃から審査期間も大幅に改善され、結果が出るまで1週間程度になりました。再審査までの30日間の間に、徹底的にチャンネルの見直しを行って審査合格を目指しましょう。
YouTube収益化の審査条件
再審査までの間にチャンネル登録者数が減るなどで条件が未達になると、審査を受けられません。ですので、YouTubeパートナープログラムの審査を受けるための条件と、審査にかかる期間についておさらいしておきましょう。
過去12ヶ月の総再生時間4000時間以上
YouTubeパートナープログラムの審査を受ける条件の1つが「過去12ヶ月間の総再生時間4000時間以上」です。4000時間は再生回数にしておよそ10万再生ですから、決して低いハードルではありません。
チャンネル登録者数1000人以上
もう1つの条件が「チャンネル登録者数1000人以上」です。再生時間はトレンドを追ったりジャンルを変えてみたりすることで到達しやすいですが、チャンネル登録者数は継続的な努力が必要です。
視聴者がチャンネルに魅力を感じてくれないと、登録してもらえないからです。再審査までの間に、チャンネル登録者数が減らないようにしてくださいね。
18歳以上であること
YouTubeパートナープログラムに参加して収益の支払いを受け取るときに、Googleアドセンスアカウントを使用します。しかし、18歳未満はGoogleアドセンスアカウントを作ることはできません。
18歳未満でYouTubeの収益化をしたいなら、代理人として保護者を立てるようにしましょう。
YouTubeでは何を審査するの?
YouTubeパートナープログラムでは収益化条件を満たしたチャンネルを審査します。審査は基本的に自動判断システムによって、YouTubeのポリシーに違反していないかどうかチェックします。
自動判断システムで広告掲載に適していない動画だと判断された場合、人間による審査をリクエスト可能です。人間による審査で担当者から、広告掲載に適していないと判断された場合は収益化できません。
一度審査して適していないと判断された場合、同じ動画で再度審査を受けても結果は変わりません。
審査にかかる期間
2018年頃は審査にかかる期間は1ヶ月と言われていましたが、2019年に大きく改善しました。その結果、現在では1週間もあれば大半のチャンネルの審査は終わります。長くて1ヶ月を見ておけばいいでしょう。
審査が終わって結果が出た後、再審査を受けるためには30日間の期間を空けることが必要です。
YouTubeの審査に落ちたときのチェックポイント
YouTubeパートナープログラムの審査に落ちたとき、チェックポイントは4つあります。どのポイントに当てはまるかチェックして、原因となった動画を修正したり非公開にしたりして対処しましょう。
①再利用されたコンテンツではないか
再利用されたコンテンツとは簡単に言えば、コピーしての使い回しです。他にもほとんど同じ内容しか投稿されていないチャンネルや、機械的に制作したコンテンツなども再利用されたコンテンツに含まれます。
人間の手でオリジナルに作られたコンテンツを、YouTubeは価値があると見なします。逆に、コピーや使い回しされたコンテンツは価値がなく、場合によっては有害なスパム扱いされます。
特に、サムネイルやタイトルなどがコピーの場合、再利用されたコンテンツと判断されることが多いです。オリジナルのサムネイルやタイトルに修正しましょう。
②著作権の侵害してないか
著作権の侵害に対してもYouTubeは厳しいです。他のクリエイターが作った画像や音楽を無断で使用すると、YouTubeの著作権保護システムに検知されます。特に音楽に関しては非常に厳しく取り締まられています。
街角を歩いていて音楽が鳴っているシーンだけでも、著作権侵害になるケースがあります。まずは、該当する動画を絞り込み、ケースバイケースで対処法を調べながら修正をすすめてください。
③YouTubeのポリシー違反を犯してないか
YouTubeの審査に通るためには、YouTubeの収益化ポリシーに違反していないことが大切です。YouTubeというプラットフォームのポリシーを再度確認し、違反していないかどうかチェックしてくださいね。
例えば「ヌードや性的コンテンツ」「有害で危険なコンテンツ」「不快なコンテンツ」などはポリシー違反になります。
ポリシーは「YouTube のチャンネル収益化ポリシー – YouTube ヘルプ」で参照できます。このリンク先は具体的にどのように審査するのかも書かれており、大変役立ちます。ぜひ一度、目を通すことをおすすめします。
④テキスト・スライドショー動画ではないか
掲示板やSNSの内容をコピーしてテキストでスクロールする動画がありますが、これらの動画は収益化できません。再利用されたコンテンツと見なされるからです。テキスト動画だけでなくスライドショーも収益化の対象とはなりません。
他にも「ゲーム実況」「動物紹介」「vTuber」などが審査に通りにくいようです。
YouTubeの収益化審査は緩い
審査に落ちたときのためのチェックポイントを書いてきましたが、オリジナルの動画をアップしているならYouTubeの審査は比較的クリアしやすいです。その理由について解説します。
ブログと比較して審査は緩め
YouTubeの収益化審査の厳しい面ばかりを書いてきましたが、それでもまだブログに導入するのGoogleアドセンスに比べると審査は緩めです。合格するためのポイントを大きく外さなければ、普通に収益化審査はクリアできます。
ブログと比べて収益化審査が緩い理由は、技術的な問題です。
解析技術が甘くチェックは通報に任せ気味
YouTubeを運営するGoogleは文字情報の解析は得意です。そのため、ブログやウェブサイトに書かれた内容を正確に把握して審査できます。一方で、画像や動画に関してはまだまだ発展途上です。
YouTubeの自動翻訳機能の文章を見れば、音声を正しく聞き取って翻訳できていないことがわかります。このように音声や動画、画像の内容を自動的に把握するには技術的なハードルがかなり高いのです。
正確に内容を把握することができないので、審査を厳しくすることが現時点では困難です。不適切な動画は自動検知のみならず、視聴者の通報によってカバーしているのが現状です。
収益化審査は今がチャンス
収益化審査は2018年より厳しくなったと言われていますが、まだまだブログなどに比べると緩めです。収益化審査の基準が緩めの今はチャンスです。
将来的にはもう少し審査基準が厳しくなることも予想されます。今のうちに収益化審査通過を目指してくださいね。
まとめ
収益化審査に落ちた原因を特定すれば、審査クリアは目の前です。なぜなら、原因を修正すればいいだけだからです。ネット上では多くの人がYouTubeパートナープログラムの審査について言及しています。しっかりと参照して原因を突き止めてくださいね。