コンテンツSEOとは何かを世界一わかりやすく書いた記事
- コンテンツSEOの本質がわかる
- コンテンツSEOの初歩のやり方がわかる
SEOの世界では、コンテンツSEOが主流となり始めています。従来のSEOとコンテンツSEOは何が違うのか?コンテンツSEOとは何なのか?
様々なコンテンツSEOの解説がありますが、話の幅が広すぎたり専門的だったり……いまいち本質的な部分がわからない。そんな人のためにポイントを絞って、わかりやすくコンテンツSEOを解説します。
目次
コンテンツSEOとは?
基礎の基礎ですがまず、SEOとは日本語で「検索エンジン対策」という意味です。コンテンツSEOとは、コンテンツ内容で検索エンジン対策を施すことです。
ではコンテンツとは何でしょうか?定義は「(特に、電子的な手段で提供する)情報の中身」です。
記事や動画、画像なども全て情報ですからコンテンツです。しかしコンテンツSEOが特に重視しているのは、記事などのテキスト情報によるコンテンツです。
コンテンツSEOとは「情報の中身をGoogle(検索エンジン)に、高く評価してもらうための対策」のことです。
余談ですがコンテンツSEOに限らず、横文字で意味がフワフワしている用語は分解し、それぞれの意味を調べると本質がわかりやすくなります。
コンテンツSEOの目的
コンテンツSEOとは、主にテキスト情報による記事の中身を検索エンジンに評価してもらうための対策です。では何のために、検索エンジンに評価してもらうのでしょうか?
コンテンツSEOを行う側の目的は、当然ですが検索エンジンで上位表示させるためです。上位表示させて検索エンジンを利用しているユーザーにクリックしてもらい、アクセスアップすることが目的ですよね。
では検索エンジンは、どのようなコンテンツを上位表示させたいでしょうか?簡単に言えば、検索ユーザーの役に立つコンテンツです。入力したキーワードの裏側にある、検索ユーザーの知りたいことを「検索意図」と言います。
検索エンジンはユーザーの検索意図を、正確に把握して役に立つ情報があるコンテンツを上位に表示します。
まとめると「アクセスアップしたいなら、検索ユーザーの検索意図を把握して、その需要を満たす情報を提供しなければならない」となります。これがコンテンツSEOを行う上での、大方針です。
コンテンツSEOの成功のポイント
コンテンツSEOが成功するためのポイントは、いくつかに分かれます。
- キーワードの検索ボリュームをある程度把握すること。つまりキーワードに需要があること
- そのキーワードの検索意図を正確に読み解くこと
- 検索意図と問題解決に役立つコンテンツを提供すること
- コンテンツがそのキーワードの問題解決に役立つと、ユーザーと検索エンジンに明示してあげること
- 競合のコンテンツより良質な情報を提供すること
この5つが、コンテンツSEOを成功させるための重要なポイントです。
コンテンツSEOの具体的な手順
コンテンツSEOの基本的な考え方は、理解してもらえたと思います。では実際には、どのような作業をしていけば良いのでしょうか?
キーワード選定
コンテンツSEOで最初に行うことは、キーワードの選定です。 関連キーワード取得ツール(仮名・β版) や キーワード プランナー を使用して、キーワードを調べます。調べる項目は3つです。
- 関連キーワードや複合キーワード
- キーワードの検索ボリューム(需要)
- キーワードへのコンテンツの過不足(供給の多少)
ときどきコンテンツSEOの解説で「キーワードプランナーで競合を調べましょう」と書いてありますが、キーワードプランナーで競合性はほとんどわかりませんので無視してOKです。
キーワードプランナーでわかった検索ボリュームに対して、コンテンツがどれだけ供給されているのか?質の高いコンテンツが多いか少ないか?はキーワード選びで非常に重要です。
質の低いコンテンツしかない、ないし質が高いのは上位5つくらいであれば、そのキーワードで1ページ目に表示できる可能性が高いからです。
上位表示を狙いやすい検索結果とは
キーワードによる検索結果が以下の状態の場合は上位表示を狙える可能性が非常に高いです。
- 大手サイトの記事で埋まっていない
- SNSやYahoo!知恵袋などが検索結果1ページ目に入っている
- 個人ブログがいくつかある
仮に上位に表示されるサイトが大手のサイトだったとして、「自分は大手サイトより、質が高く専門的な記事が書ける!」という場合は例外です。競合性が高くても、チャレンジしてみる価値はあります。
記事内容の設計
キーワードはコンテンツで言えばテーマです。テーマが決定したら、記事内容を設計していきます。構成やアウトラインの設計と言われる作業です。
記事内容の設計と実際のライティングでよく「文字数は○○文字くらい」という解説を見かけますが、テーマやキーワードによるので無視しましょう。キーワードをリサーチしているとわかりますが、長文記事だけが検索上位に来ているわけではありません。
記事の設計とライティングで気を付けるポイントは以下です。
- キーワードに対して網羅性を確保する
- キーワードに対して深掘りする
- キーワード外のことは触れない
- 記事内容の論理性を高める
- わかりやすく情報を提供する
もっとも大切な視点は「そのコンテンツ内容で、ユーザーの問題が解決したかどうか?」です。
効果計測
コンテンツSEOはライティングしたら、それで終わりではありません。サーチコンソールやGoogleAnalyticsを用いて、きちんと記事ごとに効果を計測しましょう。
よく「記事の評価が、Googleで定着するには3ヶ月かかる」と言われます。3ヶ月ごとに結果の出た記事、出なかった記事にどのような違いがあるのか?を分析してみましょう。
結果の出ていない記事は、改善点を見つけてリライトやブラッシュアップしましょう。
リライト
結果の出ていない記事をリライトするときは、なぜ結果が出なかったのか?を洗い出しましょう。以下のような視点で、記事を分析してくださいね。
- そもそも狙ったキーワードである程度の順位になっているか?
- 競合している記事と比べて、網羅性や専門性は負けていないか?
- ちゃんとクリックされるタイトルになっているか?
コンテンツSEOはPDCAサイクルの繰り返しです。記事を書いて結果を分析し、必要なら改善してまた評価する。この繰り返しです。
コンテンツSEOの要点は良質なコンテンツ
コンテンツSEOの要諦は、良質なコンテンツです。これは昔のSEOに比べて、驚くべきことです。
10年以上前のSEOは、被リンクこそが最重要でした。大量に被リンクを買うことで、検索順位で上位にすることもできました。しかし現在は、昔と比較して被リンクの重要性は低下しています。もっとも今でも、被リンクは重要ではありますが……。
では良質なコンテンツとは何でしょうか?
E-A-Tという言葉を、聞いたことはありますか?Googleがコンテンツを評価する際の指標が、E-A-Tです。
E-A-TとはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の略語です。
専門性・権威製・信頼性と言われても、ちょっとわかりづらいですよね。専門性は「情報の深掘り」、権威性は「サイトや書いている人の人気」、信頼性は「事実に基づいているかどうか」です。
E-A-Tとは「事実に基づいて情報を深掘りし、自分なりの解釈を加えてわかりやすく提供すること」と考えればOKです。
E-A-Tについての解説やコンテンツSEOを行うメリットは、下記記事にて紹介しています。ご覧ください。
まとめ
コンテンツSEOやライティングとは、非常に幅広い知識やノウハウが必要になります。しかしそのさわりだけでも、解説できたのではないでしょうか。
皆さんもユーザーの役に立つ情報を、発信してくださいね。