YouTubeマーケティングに役立つ動画分析ツール6選
- YouTubeのマーケティング分析ツールが知りたい
- YouTubeマーケティングに役立つ動画分析がしたい
YouTubeは世界でもっとも有名な動画共有サービスです。世界で20億人以上のユーザーを抱える巨大プラットフォームであり、大きなマーケティングのチャンスがYouTubeにはまだまだ眠っています。
そんなYouTubeマーケティングで重要なのは、動画のデータを分析したり解析したりする動画分析ツールです。動画分析ツールではキーワードの需要を予測したり、動画の視聴者維持率を分析して動画を改善したりできます。
分析ツールの必要性やメリット、YouTubeマーケティングに役立つ分析ツールをまとめて紹介します。
目次
YouTubeマーケティングには分析ツールが必要?
YouTubeで多くの視聴回数やチャンネル登録者を獲得できる優れたコンテンツを作るには、多くの時間と労力が必要です。たくさんの動画を公開し、分析し、改善し、そしてまた公開して分析するという過程が優れたコンテンツを作り上げます。
YouTubeで公開した優れた動画コンテンツは、自社の商品やサービスを宣伝してユーザーをランディングページに誘導し、コンバージョンを促すという働きがあります。
優れたコンテンツはまぐれで作られるわけではありません。YouTubeマーケティングツールや分析ツールを使用して分析、改善した結果生まれます。
動画分析を行うメリット
YouTubeのマーケティングツールとして動画分析ツールは必須です。動画分析ツールを使用することで動画のクオリティを上げることができ、ターゲットとして設定したユーザーに刺さりやすい動画を作ることができます。
動画分析ツールでは年齢や性別など、動画を視聴したユーザーの詳しい属性を調べることができます。くわえて、視聴時間や視聴維持率、再生数など動画のクオリティを計測可能です。
ユーザーと動画を同時に分析することで、よりマーケティング効果の高い動画を作れる確率が上がります。
YouTubeアナリティスクだけではダメか?
動画分析ツールとして名高いのはYouTubeアナリティクスです。YouTubeで動画配信をすれば無料で使用できる動画分析ツールです。YouTubeマーケティングに限定すれば、YouTubeアナリティクスは強力な味方です。さまざまな指標をわかりやすく分析できます。
しかし、YouTubeマーケティング以外でYouTubeアナリティクスは使用できません。SNSやTikTokなどでは他の動画分析ツールが必要になるので注意しましょう。
動画分析ツールでチェックするポイント
動画分析ツールで注目するべきポイントについて、いくつかフォーカスしておきます。
再生回数
再生回数は動画が再生されたかを示します。配信した動画にどの程度の反応があったのか知るための数字で、動画分析ではもっとも基本的な指標です。
再生されないことには視聴者維持率やユニーク再生数、視聴者数などの指標も役立ちません。まずは再生回数を高めることを目標にしましょう。
ユニーク再生数
ユニーク再生数は、何人の視聴者がその動画を再生したかを示します。動画を再生した視聴者の数がわかるので、どれくらいの規模のユーザーに動画がリーチできているのか知ることができます。
平均視聴時間
1人あたりの平均視聴時間は「総師長時間/ユニークユーザー数」で算出されます。ユーザーがどの程度の時間を使用して、動画を視聴してくれたか示す指標です。
動画がつまらないと評価されている場合、1人あたりの平均視聴時間は短くなります。途中で視聴を止めて切り上げるからです。1人あたりの平均視聴時間が長ければ長いほど、視聴者は動画に興味を持ってくれています。
再生率
再生率は再生時間/動画コンテンツの尺で算出されます。平均視聴時間と同じくどれくらい動画が再生されたのかを示します。動画のクオリティが高いほど再生率も高くなります。
再生完了率
再生完了率は最後まで再生してもらえた割合を示す指標です。動画の内容に満足しているユーザーが多い場合、再生完了率も高くなります。
コンバージョン数
コンバージョン率は動画を視聴したユーザーが、どれくらいアクションを起こしたかを測る指標です。商品やサービスの購入、問い合わせなどにつながった割合を表します。
YouTubeマーケティングの動画分析ツール6選
YouTubeマーケティングに役立つ動画分析ツールを6つ紹介します。それぞれ特徴や使い勝手が異なります。無料試用期間があるツールもありますので、実際に使ってみるのがおすすめです。
TUBERS(チューバーズ)
TUBERSはYouTuberや動画マーケティング担当者向けに開発された、YouTube分析ツールです。チャンネル登録者数、再生回数、動画のエンゲージメント率などの基本的な指標をはじめ、YouTubeチャンネルの人気ランキング、YouTubeトレンドなどを把握することもできます。
独自データベースを使用しており、話題のYouTuberや動画に利用されているタグのトレンド情報などがわかります。TUBERSダッシュボードと呼ばれる機能では基本的な指標だけでなく、YouTube内では把握できないエンゲージメント率や評価率など他項目を分析、レポートできます。
kamui tracker(カムイトラッカー)
kamui trackerはYouTubeマーケティング用に開発された、国内最大級のYouTube分析ツールです。
チャンネル登録者数や再生回数などの基本的な指標をはじめ、ライバルチャンネルをベンチマークして数値の比較ができたり、トレンドキーワードを調査できたりします。その他、タイアップ分析機能などさまざまな機能を備えています。
NoxInfluencer(ノックスインフルエンサー)
NoxInfluencerは中国に本社を構える、ノックスデジタルエンターテイメントが開発したYouTube分析ツールです。YouTubeマーケティング用に特化しており、検索したい名前やURLでグローバルランクや地域ランクなどを表示することもできます。
AZTECA(アステカ)
AZTECAはYouTubeマーケティング用に開発された、YouTubeの検索順位チェックツールです。競合調査の検索窓にキーワードを入れると上位動画が表示され、上位動画の総視聴回数や1日の平均視聴回数、チャンネル登録者数などを調査できます。
Googleの検索順位を分析するGCRやahrefsのYouTubeバージョンです。
Wistia(ウィスティア)
Wistiaは企業向けに開発された動画配信プラットフォームであり、分析ツールです。Wistia内に広告なしの動画を投稿できるほか、動作の再生回数や視聴者維持率、再生完了率などを測定することができます。
YouTubeで公開する前にテストしたいとき、Wistia内でテストして分析するといった使い方もできます。HubSpotやPardotなど他のマーケティングツールとも連携可能です。
ahrefs(エイチレフス)
ahrefsはGoogleSEOを分析するためのツールとして広く知られています。主な機能はサイトのバックリンクデータ分析や流入分析、キーワードリサーチなどです。
ahrefsはGoogleだけでなく、YouTubeの検索キーワードを調べることも可能です。検索窓にキーワードを打ち込むことで、キーワードの検索ボリュームなどを調べられます。
まとめ
YouTubeマーケティングは一朝一夕にはいきません。動画を配信し、動画分析ツールで分析して改善点を見つけ、改善してまた動画配信をする繰り返しです。しかし、クオリティの高い動画を配信すれば高いマーケティング効果を得られます。
紹介した6つの分析ツールを使用して高いクオリティの動画を配信しましょう。