Webマーケティング初心者が最初に知るべきポイント「だけ」解説
- わかりやすくWebマーケティングの基礎を知りたい
- Webマーケティングの学習で、何から手をつけたらいいか知りたい
Webマーケティングという言葉は、日本においてかなり曖昧に使用されています。市場調査をWebマーケティングと呼んでみたり、Web上での宣伝広告や集客をWebマーケティングと言ったり。
確かに市場調査も宣伝広告も、Webマーケティングの一部ではあります。初心者がWebマーケティングでまず学ぶべきは、Webマーケティングとは何かです。
Webマーケティングを概観しながら、全体像と学習方法についてポイントだけ解説します。
目次
Webマーケティング初心者が知るべき最初の事実
Webマーケティングにあなたは、どのようなイメージを持っているでしょうか。世の中にはたくさんのWebマーケティングの本が出ていますが、Webマーケティングを明確に定義している記事や本はあまり多くありません。
かの有名なピーター・F・ドラッカーは「マーケティングの理想は販売を不要にする」と言いました。Webマーケティングの本質、定義についてまずは知りましょう。
マーケティング=販売戦略
マーケティングは日本語で市場活動や、販売戦略と訳されます。市場活動とは2種類に分かれます。供給か需要です。一般的には供給、つまり何かしらの商品を販売する活動がマーケティングです。
有り体に表現すればマーケティングとは、商売です。ビジネスモデルと言い換えてもいいでしょう。
ドラッカーの言葉である「マーケティングの理想は販売を不要にする」が、マーケティング部分を「商売」「ビジネスモデル」「販売戦略」「市場活動」に置き換えても同じ意味になることが、マーケティング=商売やビジネスモデルである証左です。
Webマーケティング=ネット販売戦略
Webマーケティングは、マーケティングをインターネット上で行うことです。店舗などでの販促活動と異なり、インターネットならではの特性を利用したマーケティングがWebマーケティングです。
Webマーケティングのセオリーと実践
あらゆる商売にセオリーがあるように、Webマーケティングにも多くのセオリーがあります。しかしWebの世界は日進月歩です。昨日まで通用していたセオリーが今日、通用するとは限りません。
必ず、セオリーを実践して効果を測定する作業が必要です。加えてセオリーが古くなっていなくても、自身の販売する商品にセオリーが最適でないケースも存在します。
Webマーケティングの基礎の基礎を身につける
Webマーケティングの基礎は、実際の企業活動とあまり変わりはありません。使用するツールが、Webのツールに変わるだけです。広報や販促、営業、プロモーションなどの企画を担当したことがある人なら、すんなりと理解できるでしょう。
集客
Webマーケティングでも集客は、もっとも重要なポイントです。集客によって売り上げが左右されるのは、Web上でもリアルでも一緒です。
Webマーケティングの集客にはSEO、リスティング広告やアフィリエイト広告、SNSマーケティングなどさまざまな手法があります。他にもYouTubeに露出して、集客をする方法も有効でしょう。
接客
Webマーケティングにおける接客とは、ランディングページによるユーザーの誘導や購買意欲の刺激、メールフォームやコールトゥーアクションの設定による問い合わせや成約率の向上など、ユーザーが購入で触れる画面すべてが接客に分類されます。
リピート獲得
リピートの獲得にはリターゲティング広告やメールマガジン、プッシュ通知などの手法が挙げられます。目的はサイトに訪問したユーザーの、再訪問を促すことです。
他にもサンクスメールやステップメールなども、リピート獲得戦略に分類されます。
商品選択
販売する方商品の選択は、もっとも重要です。しかし当たり前の事実過ぎて、度々言及されません。
Webマーケティングは商品を元の数にしたかけ算です。例えば商品×集客×接客で、売り上げの増加や向上を目指します。元の商品に需要がゼロなら、どれだけ集客や接客、リピート獲得を目指しても無駄です。
需要が高く競合性の低い、魅力的な商品であるほどWebマーケティングの効果は高くなります。
顧客はどうしてその商品を買うか?
Webマーケティングの基礎の基礎を解説してきましたので、最後に質問をしたいと思います。「どうして顧客は、その商品を買うのか?」と。
ほしくもない商品を、売りつけることは不可能です。とすると「どうしてその商品がほしくなるのか?」を知らないと、商品は売れませんし適切なWebマーケティングも展開できません。
もっとも大切な問いです。小手先のWebマーケティングでコストを払う前に、じっくりと考えてみてくださいね。
Webマーケティング初心者が実践するべきこと
Webマーケティングを初心者が学習するためには、ブログの開設がもっとも効果的です。自分でブログを開設して、アフィリエイトで商品を宣伝して売ってみるのです。
ブログを開設してWebマーケティングを実践する
Webマーケティングを実践するブログで、無料ブログサービスはさけましょう。SEOで不利などさまざまな理由がありますが、実際のWebマーケティングで使用できるツールが無料ブログでは使用できないなど、ノウハウがそもそも異なるからです。
Webマーケティングを実践する際は、必ずレンタルサーバーと独自ドメインを契約し、WordPressで始めましょう。なおコストは、年間で1万円ほどです。
学んだ手法をアウトプットする
Webマーケティングを学ぶ際にブログを開設するのは、学んだ手法をアウトプットしてみることが必要だからです。
経営学の知識があっても、会社が経営できるかどうかは別の話です。知識は非常に貴重なものですが、実践と経験の方がもっと貴重です。学んだ手法をアウトプットすることで、知識だけでは得られないノウハウや経験が得られます。
加えてWebマーケティングでは、スタートアップがもっとも大変です。スタートアップは企業に勤めていても、なかなか経験できません。その意味でもブログを開設して、一から自分でWebマーケティングをしてみることは、貴重な学習機会となるはずです。
PDCAサイクルを身につける
ブログを開設してWebマーケティングを実践し始めたら、必ずPDCAサイクルで学習していくようにしましょう。
PDCAサイクルとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとった改善手法のことです。学習したことを元に計画を立てて実行し、実際の効果を測定して評価した後に改善できる部分を洗い出します。
特に評価の部分は非常に重要です。Google AnalyticsやGoogle Search Console、ヒートマップなどさまざまな計測、分析ツールがあります。これらのツールを使いこなすことは、Webマーケティングの学習に大きく寄与することでしょう。
まとめ
Webマーケティングと呼ぶとどうしても、幅が広くて具体的なイメージが湧きません。Webマーケティングではなく「Aという商品をインターネットで売る方法」と考えれば、具体的なイメージが湧くのではないでしょうか。
学習してインプットしたら、しっかりとアウトプットすることはとても大事です。一歩ずつ、Webマーケティングに習熟していってくださいね。