YouTubeへ広告を出す効果やメリット、広告の出し方を解説
- YouTubeへの広告の出し方や効果について知りたい
- YouTubeに広告を出すことのメリットが知りたい
YouTube広告は急速に市場を広げており、今や企業のマーケティング戦略の中で無視できない存在です。自社の製品を宣伝したりブランディングしたりするため、YouTubeへの出稿を検討する企業も増えています。
YouTubeに広告を出すとどんな効果やメリットがあるのか、わかりやすく解説します。くわえて、広告の種類や出稿の方法についても触れます。YouTube広告の全体像を把握してマーケティング戦略に役立ててくださいね。
目次
YouTube広告とは
YouTubeは、日本国内だけでも6000万人以上のユーザーを抱える動画プラットフォームです。YouTube社が運営を行っており、そのYouTube社は2006年にGoogleに買収されました。現在ではGoogleのさまざまなサービスと連携が可能です。
YouTube広告と一口に言ってもさまざまな種類があります。しかし、共通しているのは多くのユーザーを抱えるプラットフォームに出稿して、幅広い層に製品やサービスをPRできることです。
YouTube広告が効果的な理由
YouTubeの広告がなぜ消費やサービスのPRに効果を発揮するのか、その理由について紹介します。
テレビ離れとYouTubeシェアの拡大
YouTubeは幅広い層に認知されており、特に10代から20代の若年層の間では利用率が9割を超えます。近年はテレビ離れが進んでおり、テレビではリーチできない層に向けてマーケティングすることがYouTubeでは可能です。
また、YouTubeのシェアは年々拡大しています。30代~50代の年齢層でも利用率は約5割をマークしています。
スキップまでの5秒間は必ず見られる
YouTube Premiumとは、YouTubeの動画を広告なしで見られるサービスです。YouTube Premiumに加入していない限り、YouTube広告は必ず表示されます。最初の5秒間はスキップ不可のため、必ずユーザーにリーチできます。
費用や予算を自社で決定できる
YouTubeの広告は、費用や予算を自社ですべて決定できます。YouTubeの広告は広告タイプによって課金条件があります。その課金条件をクリアしないと課金されません。設定した予算の中から課金され、予算以上の課金は行われない仕組みです。
月にどれくらいの予算をかけるのか、YouTubeなら自社で決定できます。また、YouTubeはコストパフォーマンスが高いことでも知られています。テレビCMなどに比べると1/8の予算で同じ効果が得られるとの試算もあります。
YouTubeに広告を出すメリット
YouTubeに広告を出すメリットについて、特に目立つものを挙げます。メリットをしっかりと把握することでどのような広告を出すのか、どういったマーケティング戦略を採るのかといった参考になるでしょう。
多くのユーザーにリーチ
YouTube広告の一番のメリットは、圧倒的なリーチ数です。2018年時点でYouTubeを利用しているユーザーは6200万人に達しています。若い世代の利用率の高さが目立ちますが、30代~50代でも利用率は約5割です。
これほど多くのユーザーに広告を配信できるプラットフォームはなかなかありません。
ユーザーへのターゲティングが可能
YouTube広告の特徴は、細かなユーザー属性を設定してターゲティングできることです。年齢・性別・住まい・世帯年収などの基本属性の他に「持ち家かどうか」「子供がいるかどうか」「どんな製品に興味があるか」などでもターゲティング可能です。
自社サービスへスムーズに誘導
YouTube広告から自社サービスや製品への導線もスムーズです。例えば、テレビCMや新聞広告では気になった商品があっても、検索したり調べたりする必要があります。YouTube広告なら気になった広告をクリックするだけで商品ページにたどり着けます。
ユーザーは興味があっても面倒くさがりです。検索する前に面倒くさくなり、行動を止めてしまうかもしれません。導線がスムーズであることは大きなメリットです。
コストパフォーマンスが高い
YouTube広告の大きな特徴は、コストパフォーマンスが高いことです。膨大なユーザー数にリーチでき、課金条件をクリアしないと費用はかかりません。細かなターゲティングができるので高い効果を期待できます。
インストリーム広告の場合、1再生につき数円~20円ほどで広告配信ができます。リーズナブルに高い効果を生み出す環境がYouTube広告には備わっています。
YouTube広告の種類や特徴
YouTubeにはさまざまな広告の種類があります。それぞれの特徴やメリットなどを紹介します。
YouTube広告全般
YouTube広告全般の特徴は、ターゲティングが詳細に設定できること、YouTubeの認知度が非常に高いことが挙げられます。また、コストパフォーマンスがとても高く、自社で費用を決定できることも大きな特徴でしょう。
多くの顧客に適切にアプローチする環境がYouTube広告にはそろっています。
インストリーム広告
インストリーム広告とは、視聴している動画の冒頭や途中に配信される動画広告です。5秒を経過すると広告のスキップが可能になります。ユーザーが広告を30秒以上視聴したり、広告の途中でクリックしたりすることで課金が発生します。
費用の目安は1再生や1クリックで3円~20円ほどです。最低でも5秒間は広告が流れるため多くのユーザーにリーチできることが特徴です。スキップされれば課金されないのでコストパフォーマンスにも優れています。
ディスカバリー広告
ディスカバリー広告は、ユーザーが広告のサムネイルをクリックしたら課金されるタイプです。動画のリストや一覧に表示され、料金の目安は2円~6円程度です。
ディスカバリー広告はターゲティングがしっかりしており、広告に興味のあるユーザーに配信します。他の配信方法に比べて配信数は少なくなりますが、コンバージョン率は高くなります。
バンパー広告
バンパー広告は、視聴している動画の冒頭や途中に配信される6秒以下の動画広告です。インストリーム広告と異なりスキップできないことが特徴です。動画が1000回表示されるごとに課金が発生します。
費用は、入札によって決まるためにまちまちです。短めの動画広告はユーザーに不快感を与えにくく、リーチできるユーザーも多くなります。6秒以内で伝えたいメッセージが収まるのなら有力な選択肢です。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とは、YouTube内に配信される動画広告ではなく、YouTube外に配信される動画広告です。主にGoogleのパートナーサイトに配信されることが多いようです。
広告が自動再生で2秒以上再生されると課金が発生します。単価目安は0.1円~0.5円程度です。YouTube以外に配信されるので新規顧客の開拓などに向いた広告です。
YouTubeへの広告の出し方
YouTubeへの広告出稿の方法について、簡単に全体の流れをまとめます。
- 広告用動画を作成する
- 全体非公開でYouTubeにアップする
- キャンペーンタイプを選択する
- 広告グループを作成する
広告グループの作成時にターゲティングなども行えます。キャンペーンタイプでは、広告の種類や費用の設定ができます。細かな出稿の仕方については「YouTube 広告 – オンライン動画広告キャンペーン」から確認してください。
まとめ
YouTube広告はユーザー数が多くリーチできる人数もダントツです。くわえて、コストパフォーマンスが高く自社で予算を決定できるのも強みです。自社製品やサービスのマーケティングに最適なYouTube広告を設定しましょう。