丸わかり!YouTube広告の費用や値段の相場とは?!
- YouTubeの広告にかかる費用や値段が知りたい
- YouTube広告にかかる費用の内訳が知りたい
YouTubeはその規模を年々拡大しています。2019年に2600億円だった動画広告市場は、2024年に7000億円にまで拡大すると予測されています。企業にとってYouTubeでの広告マーケティングは魅力的で、機会損失を出さないためにもぜひ参入したいですね。
しかし、YouTube広告を出すとしてその費用は一体いくらくらいになるのかが見積もれず、参入を決めきれない企業も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、YouTube広告にかかる費用についてわかりやすくまとめます。
目次
YouTubeにかかる費用の概算
まず結論から述べます。YouTubeに参入する費用は40万円を見積もっておきましょう。月々の費用は宣伝する製品やサービスによって変化しますが、10万円~20万円程度を見込んでおいてください。
YouTube広告の成果を確認するときに、1つの目安として1万回再生という指標があります。YouTube広告の最適化は1万回単位で行うことが多いです。広告の入札金額は3円~20円です。
1ヶ月に1万回再生すると3万円~20万円ほどかかります。また、参入当初は広告動画の制作費が必要です。こちらは20万円ほど見込んでおくといいでしょう。広告の規模によってはもっと少額ですんだり、高くなったりします。
最初は40万円ほど見込んでおき、YouTube広告を実際に運用し始めてから適正な予算について検討しなおしましょう。
YouTube広告は費用対効果が高い
YouTubeはこれまでの広告媒体であるテレビや新聞と異なり、とても高い費用対効果を見込めます。マーケティングを行うときも、インターネット上でデータの分析が可能でPDCAサイクルが回しやすいです。
YouTube広告がなぜ費用対効果が高いのか解説します。
詳細なターゲティングができる
YouTube広告ではオーディエンスターゲティング、コンテンツターゲティングなどユーザーや広告場所によってターゲティングが可能です。オーディエンスターゲティングでは性別や年齢、動画の視聴履歴、興味や関心などからターゲティングすることができます。
宣伝するターゲットを絞り込めるため、高い費用対効果が期待できます。
設定条件をクリアするまで課金が発生しない
YouTubeでは広告のタイプごとに課金条件があります。課金条件をクリアしないと課金が発生ししません。たとえばスキップ可能なインストリーム広告では、30秒以上の視聴かクリックが発生した場合のみ課金が発生します。
このように、実際に成果につながるアクションがあって始めて課金されるので費用対効果が高くなります。
数万円単位で広告が出せる
YouTube広告は低予算で始められます。自社である程度、動画の企画や構成をするなら、数万円で動画制作をすませることも可能でしょう。
また、YouTube広告の予算は自分で設定できます。インストリーム広告なら3円~20円の単価がかかりますが、いくらまで広告を配信するかは自分で決められます。そのため、無理せず柔軟に予算を組むことが可能です。
YouTube広告のコンテンツ制作費用
YouTube広告に出向するためには予算だけでなく動画が必要です。自社で動画コンテンツを制作できるなら別ですが、多くのケースでは動画制作会社に依頼することになります。
動画制作会社に依頼する前に、コンテンツ制作費用の内訳について簡単にチェックしておきましょう。
コンテンツ制作費の内訳は以下のようになっています。
- 企画・構成費 5万円~15万円
- 撮影費 3万円~10万円
- 編集費 3万円~8万円
企画費
企画の段階で動画の構成やストーリー、BGMなど動画の構成を決めていきます。多くの動画制作会社ではディレクターが、台本や絵コンテを使って企画を練っていきます。
クライアントとのすり合わせもこのときに行われます。予算や宣伝する商品・サービスによって大きく変わります。事前にしっかりと動画制作会社に伝えて見積もってもらいましょう。
撮影費
撮影費には撮影スタッフの人件費などが含まれます。どのような構成や企画で撮影するかによって大きく費用が左右されます。また出演するキャラクターに誰を起用するかにでも変わってきます。
編集費
編集費には動画制作の技術料や人件費などが含まれます。編集のクオリティやアニメーションの挿入などで大きく費用が左右されます。
実費
撮影スタッフが撮影現場に行くまでの交通費や宿泊費などが実費になります。企画や構成段階である程度見積もれますので、すり合わせをしつつすすめましょう。
実費は見積もりに含まれていないケースもあります。動画制作会社に事前に確認しましょう。
YouTube広告の表示場所と課金の仕組み
YouTubeに広告を出す費用は、どのようなタイプの広告を出すかによっても左右されます。広告タイプによって課金条件が異なるからです。広告タイプごとの広告の表示場所や、課金の仕組みについて解説します。
スキップ可能なインストリーム広告
インストリーム広告とは、ユーザーが視聴する動画の前後や途中で再生する広告です。スキップ可能なインストリーム広告は、再生され始めてから5秒後にスキップ可能となります。
ユーザーが動画を30秒間視聴するか、クリックが発生した場合に課金されます。料金の目安は3円~20円です。
スキップ不可のインストリーム広告
スキップ不可のインストリーム広告は15秒以下の広告でスキップができません。スキップ不可のインストリーム広告が表示されるタイミングは、スキップ可能なインストリーム広告と同様です。
スキップ可能なインストリーム広告はインプレッション単価制となっており、広告表示回数1000回ごとに課金されます。
バンパー広告
バンパー広告もインストリーム広告と表示されるタイミングは同様です。バンパー広告の長さは6秒以下でスキップはできません。
スキップ不可のインストリーム広告と同じく、インプレッション単価制です。広告表示回数1000回ごとに課金が発生します。
ディスカバリー広告
ディスカバリー広告はYouTubeの検索結果や関連動画、スマホのトップページに表示されるサムネイルとテキストの広告です。ユーザーがクリックすると動画が再生されます。
ディスカバリー広告はクリックされて始めて課金が発生します。クリック単価制で3円~20円が目安です。
マストヘッド広告
マストヘッド広告はパソコンではホーム画面の最上部左、スマホでは最上部に表示される広告です。音声はミュートされており最大30秒間流れます。
料金体系は日別の固定単価制と、インプレッション単価制の2種類です。目立つ場所への広告だけあり費用はかなり高額で、170万円からとなっています。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はYouTube上で表示される広告ではありません。Google広告と提携しているサイトやアプリに表示されます。広告単価はインプレッション数が1000回を超えたときに決まる仕組みです。まずは予算を設定して配信する必要があります。
まとめ
YouTube広告の費用は、広告タイプやコンテンツの制作費などによって大きく変動します。低予算に抑えようとすれば、かなりの低額で出稿ができます。しかし、ある程度の効果を出したいならクオリティの高い動画が必要です。くわえて、露出の拡大も大切です。
おおよそのYouTube広告の費用や内訳をチェックできたら、まずは実際に出稿してみるのがおすすめです。費用対効果を見極めながら適切に運用しましょう。