SEOのロングテールキーワードの種類とは？CV・集客キーワードを具体例で紹介

ロングテールキーワードの選定で悩んでいる方は、キーワードをうまく分類できていないかもしれません。次のような悩みや疑問を抱えていませんか？

ロングテールキーワードを戦略的に選定するためには、キーワードの種類について理解をしておくことがとても重要です。

本記事では、ロングテールキーワードをより深く理解するために、以下の2点を解説します。

ぜひ最後までお読みください。

ロングテールキーワードの種類

ロングテールキーワードは、CVの可能性の高さ、ユーザーの検索ニーズの観点から、大きく「CV（コンバージョン）キーワード」「集客キーワード」に分けることができます。

掃除機の購入を考えているユーザーを例に説明していきます。

CVキーワード

サービスや商品の購入を決めているユーザーが使うキーワードです。具体的には、次のようなキーワードが考えられます。

ユーザーはダイソンの掃除機を買うことを決めており、もっともいい機種や安く買う方法を知りたがっています。つまりCVキーワードで検索するユーザーは、次のような段階にあると言えます。

例のように、キーワードには多くの場合、具体的な商品名やブランド名、企業名が含まれるます。そのため「指名キーワード」「商標キーワード」とも言われます。

また具体的な商品名だけではなく、以下の例のように「おすすめ」「比較」「ランキング」キーワードも、商品やサービスの購入を決めていている段階と言うこともできます。

集客キーワード

商品の必要性は感じているが、なんらかの理由でまだ購入するという気持ちになっていないユーザーが使うキーワードです。ユーザーは、次のような段階にあると言えます。

集客キーワードは、ユーザー視点から「知りたいキーワード」「したいキーワード」の2つに分類されます。

知りたいキーワード

ユーザーが購入する気持ちになっていない理由は、まだ商品を絞り込めていなかったり、価格や機能面でベストなものがわからないからです。

「知りたいキーワード」はユーザーが抱えている疑問を解決するために使います。具体的には、次のようなキーワードが考えられます。

また、具体的な商品名と「評価」「レビュー」「口コミ」などのキーワードの組み合わせも「知りたいキーワード」と言えるでしょう。比較検討の中で興味をもった商品について詳しく知りたいというユーザーの動機が見えます。

したいキーワード

ユーザーがかなり具体的なイメージを持って商品やサービスを検索する際に使うキーワードです。以下の例では「車で使いたい」「子どもに使わせたい」という具体的な行動のイメージがあることがわかると思います。

また間接的ではありますが、ユーザーの動機をもう少し深く考察することで、次のようなロングテールキーワードも考えることができます。掃除機を購入する検討にすら至っていないユーザーを、掃除機の購入につなげることのできるキーワードと言えます。

「掃除をもっと簡単にしたい」「友達の新生活に家電をプレゼントしたい」「新婚生活にあったらいい家電を知りたい」という具体的なイメージが読み取れると思います。

ロングテールキーワードの種類について事例3つ

ロングテールキーワードの種類を3つの事例から紹介します。

新電力会社の事例

新電力会社に関するロングテールキーワードの種類を紹介します。

CVキーワード

新電力を既に活用しようと決めているユーザーが、具体的な電力会社名の「申し込み方法」や「おすすめの電力会社」を調べるために使うキーワードです。

集客キーワード「知りたい」

新電力についてまだ懐疑的なユーザーが「料金の仕組み」や「新電力に切り替えた場合のデメリット」「評判」について調べるために使うキーワードになります。

集客キーワード「したい」

ユーザーの「電気料金を安くしたい」や「料金を計算したい」という行動に関するキーワードを選びました。

また次のキーワードは、まだ新電力を検討する段階に至っていないユーザーを集客するための間接的なキーワードとして上げてみました。

プログラミングスクールの事例

プログラミングスクールに関するロングテールキーワードの種類を紹介します。

CVキーワード

スクールに通う気持ちはほぼ固まっているユーザーが「具体的に習得できる言語名」や「地名」などの自分に適したものを選ぶために使うキーワードを選びました。

集客キーワード「知りたい」

スクールに入るかどうか検討しているユーザーが「詳しい内容」や「付帯するサービス」を調べるために使うキーワードになります。

集客キーワード「したい」

ユーザーの「無料体験をしたい」「転職のサポートを受けたい」という具体的な行動のキーワードを上げました。

またプログラミングスクールを検討する段階にまでは至っていないが「就職や転職をしたい」「リモートワークをしたい」という行動のキーワードも選びました。

ゲーミングパソコンの事例

ゲーミングパソコンに関するロングテールキーワードの種類を紹介します。

CVキーワード

ゲーミングパソコンを購入することを決めているユーザーが「具体的な商品名」や「おすすめモデル」「安く買う方法」を調べるために使うキーワードを選びました。

集客キーワード「知りたい」

ゲーミングパソコンに興味があるユーザーが「そもそもゲーミングパソコンってなんだろう」「電気代が結構かかるのでは」「どうやって選べばいいのか」という疑問を解決するために使うキーワードを上げました。

集客キーワード「したい」

ユーザーの「ゲーミングパソコンを自分で作りたい」「仕事用に使いたい」という具体的なイメージを満たすキーワードを選びました。

まだ「ゲーミングパソコン」の購入を検討している段階にはないユーザーが「PCの動きを軽くしたい」というキーワードも上げました。

まとめ

本記事では、ロングテールキーワードの種類について深く理解するために、以下の2点を解説してきました。

事例も参考にぜひロングテールキーワードの選定に役立ててください。