サーチコンソールの上手な見方・使い方・分析方法のポイント
- Googleサーチコンソールの使い方、見方が知りたい
- Googleサーチコンソールの分析方法を知りたい
Googleサーチコンソールは検索流入、検索順位やCTRなどの分析に必ず必要なツールです。Googleサーチコンソールなくして、SEOは不可能とすら言えます。
そんなGoogleサーチコンソールの使い方や見方、分析方法のポイントを解説します。
目次
Googleサーチコンソールは何ができる?
まずはGoogleサーチコンソールでは何ができるのかを、大雑把にでもかまいませんから知っておきましょう。
サイト・ページの検索流入数やキーワードがわかる
Googleサーチコンソールのメイン機能である、サイトやページの検索流入数やキーワードなどが分析できます。
どのページがどのキーワードで検索されているのか、サイト全体としてどのような傾向でGoogleに評価されているのかわかります。加えて、検索流入数の低いページをリライトすることで強化できます。
キーワードやページのCTRがわかる
特定のキーワードやページのCTRが、Googleサーチコンソールでは分析できます。CTRとは平均クリック率のことです。
例えばCTRの低いページに対して、タイトルを変更することでCTRを向上させることも可能です。
キーワードやページの検索順位がわかる
特定のキーワードやページの検索順位も、Googleサーチコンソールではわかります。
Googleでは1ページ目の検索結果は、CTRが高い傾向にあります。11~30位くらいまでのページをリライトして強化することで、上位表示を目指せます。
ページエラーや問題を検出してくれる
ページのエラーやモバイルユーザビリティの問題を、Googleサーチコンソールは検査してくれます。加えて問題がある場合、検出して表示します。
被リンクやインデックス数がわかる
被リンクはSEOで重要な指標です。その被リンク数やインデックス数が、Googleサーチコンソールでは表示できます。
サイトマップを送信できる
Googleサーチコンソールではサイトマップを送信することで、Googleに新しいページもインデックスさせることができます。検索流入数などの分析以外で、もっとも重要な機能のひとつです。
サーチコンソールの見方とポイント

ここからはより具体的な、Googleサーチコンソールの見方、分析の方法について解説します。
サイト全体を分析する場合のポイント
サイト全体を分析する場合どのような箇所を見ればいいのか?基本的には「マイナスに評価される要素を、潰せているかどうか」を見るようにしましょう。
サイトやブログはコンテンツの集合体です。コンテンツが優秀でも、集合体であるサイトにマイナス要素があると、検索順位も下がる可能性があります。
モバイルも含めエラーがないか
パソコン、モバイルのどちらでもエラーが出た場合はすぐに対処しましょう。特に近年のGoogleは、モバイルユーザビリティを最重要視しています。
Googleサーチコンソールの左サイドバー「カバレッジ」「モバイルユーザビリティ」から確認できます。
上位キーワードと傾向
上位キーワードから、サイト全体がどのようなベクトルや分野でGoogleから評価されているかがわかります。専門分野を強化しつつ、新しい専門分野の開拓目標を設定しましょう。
被リンク
被リンクは現在でも、SEOで大切な指標のひとつです。しかし最近は被リンクの数だけでなく、質も重視されます。質の低い被リンクは、スパムとしサイトの評価を落とすこともあります。
どのようなサイトやコンテンツから被リンクされているのか、被リンク数とともに確認しておきましょう。
モバイルフレンドリーテスト
モバイル フレンドリー テスト – Google Search Consoleは、Googleサーチコンソールにリンクがありませんが、Googleサーチコンソールの機能のひとつです。
テストして問題部分を解決することで、Googleからの評価を向上させることが可能です。
コンテンツを分析して強化する場合のポイント
サイト全体の最適化は、マイナス評価されないために必要です。一方でコンテンツの強化は、プラス評価が期待できます。しっかりとコンテンツを強化することは、SEOにとってもっとも重要です。
キーワードごとのCTRや検索順位
キーワードごとのCTRや検索順位の分析は、とても重要です。検索流入数はキーワードごとの検索ボリュームに大きく左右されますが、CTRや検索順位に検索ボリュームは関係ありません。
検索順位はそのキーワードに対して、どれだけ競合性が高いかを示しています。CTRはキーワードで表示されているページの、タイトルの引きを示します。
検索ボリュームが少なく、競合性の低いキーワードでまずは上位表示を目指してみましょう。そうすれば上位表示するために、どのようなコンテンツが必要かわかってきます。
加えて上位表示できなかったページとの差異を分析し、自分に合ったノウハウを構築しましょう。
CTRの低いページがないか?
CTRは検索結果の表示順位によって、大きく変化します。1ページ目に表示されている場合、特に1~3位まではCTRが20%以上のケースも珍しくありません。11位~20位は1~2%程度のCTRと言われています。
したがって30位までで1%以下のページがある場合、タイトルを改善することでCTRの向上が見込めます。内容がどれほど優れていても、タイトルがダメではすべて台無しです。
コンテンツが想定したキーワードで検索されているか?
コンテンツを制作した際は、必ず想定キーワードを記録しておきましょう。そして想定したキーワードで検索されていない場合、その理由について分析しましょう。
たいていの場合は想定したキーワードから、書いている内にテーマが外れたなどのケースが多いです。構成書やアウトラインをしっかりと制作することで、テーマからの脱線を防ぐことができます。
リライト後の効果
Googleサーチコンソールでコンテンツを分析し、リライトしたあとは必ず効果を測定しましょう。
効果の測定の仕方は微に入り細を穿つほうがベストですが、個人ではなかなか難しいです。よってビッグキーワードの推移から大まかに測定するなど、手間をかけずに測定する工夫をしましょう。
例えば「アクセスアップ」というビッグキーワードの場合、関連する「アクセスアップ A」「アクセスアップ B」などのキーワードを個別に強化していき、「アクセスアップ」というキーワードの推移で効果を測定します。
なお効果の測定期間は最低でも、3ヶ月ほど設けましょう。
サーチコンソールの上手な見方、分析、使い方でアクセスアップ!
Googleサーチコンソールは上手な見方と分析、そして使い方次第で大きなSEO効果を見込めるツールです。しかしそのノウハウは膨大であり、一気に習熟することは不可能です。
毎日のようにGoogleサーチコンソールを開いて、ほんの少しずつでもいいので触るようにしましょう。日々の積み重ねこそ、Googleサーチコンソールの上手な見方や分析方法を習熟する早道です。
まとめ
アクセスアップやSEOでもっとも重要なツールは何か?そう質問されたら迷わず「Googleサーチコンソールです」と、多くのブロガーやSEO担当者は答えるのではないでしょうか。
それほどまでにGoogleサーチコンソールは、重要で便利なツールです。Googleサーチコンソールの見方、使い方に習熟することで、アクセスアップに必ず役に立つはずです。