LINE公式アカウントで集客を成功させる方法【メリットや成功事例も紹介】
- 「LINEを使って本当に集客できるの?」
- 「LINEを活用して集客する具体的な方法が分からない」
インターネットやスマートフォンが普及した現代は、企業の集客方法としてSNSは今や必須のツールと言えます。
その中でも、LINEは日本で利用者が多く、顧客とのコミュニケーションツールとして多くの企業から集客に活用されています。
LINE株式会社が提供している「LINE公式アカウント」をうまく活用することで、効率的に集客することができます。
しかし、興味があるものの詳しい活用方法などわからないことが多く、導入をためらっているケースも少なくありません。
そこで本記事では、LINE公式アカウントを利用するメリットや集客方法、成功事例などを紹介していきます。
目次
LINE公式アカウントで集客するメリット
LINEには、他のSNSにはない特徴があります。
ここでは、LINE公式アカウントで集客する5つのメリットをご紹介します。
- 他のSNSよりもユーザー数が多い
- 低コストから始められる
- メッセージの開封率が高い
- リーピーターを獲得しやすい
- 顧客とコミュニケーションが取りやすい
他のSNSよりもユーザー数が多い
日本国内のLINEのユーザー数は月間8,900万人以上(2021年6月末時点)にのぼり、日本の人口の約70%をカバーしています。
日本で人気のある、他の3大SNSのTwitter、Instagram、Facebookと比べても圧倒的な利用者数を誇ります。
また、若年層だけでなく幅広い年代のユーザーに利用されており、個人はもちろんビジネスでも多く利用されています。
多くの人に、日常的に利用されているLINEは、日本の代表的なコミュニケーションアプリとして定着しており、年齢層に関係なく多くのユーザーにリーチできるメリットがあります。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-2/低コストから始められる
LINE公式アカウントの開設にかかる初期費用は無料で始められます。
料金プランは3つあり、フリープランを選択すれば1ヶ月あたり1,000通まで無料でメッセージを送信することができます。
もしユーザーが増えて、メッセージの配信数が多くなった場合は、有料プランのライトプランまたはスタンダートプランに変更すればよいだけです。
まずは無料のプランから始めることで、無駄なコストをかけずに運用することができます。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-2/メッセージの開封率が高い
LINE公式アカウントでメッセージを送信すると、ユーザーのスマートフォン画面にアプリと同じようにプッシュ通知で表示されます。
これにより、ユーザーには一目でメッセージが届いたことが確認できるため、すぐに開封してもらえる確率が高くなります。
メールマガジンの場合は、迷惑メールフォルダに振り分けられるケースがあり、開封されないリスクがつきまといます。
しかし、LINE公式アカウントは、そのようなリスクがないので開封率が上がりメールよりも早くメッセージを見てもらえるメリットがあります。
リーピーターを獲得しやすい
LINE公式アカウントには、リピート顧客を獲得するための機能があります。
ショップカードやクーポンといったものがあり、これらを活用することで再来店を促すことができます。
従来のポイントカードと同じようにLINE上で使えるのがショップカードです。
また、クーポンは紙で発行していたものが、デジタルクーポンとしてLINE上で同じように使えるようになります。
これまでのような、ポイントカードやクーポン券を発行するのにかかっていたコストを削減できるメリットがあります。
さらに、これらのサービスは無料、有料のプランに関係なく、すべて枚数制限なく無料で利用することができます。
顧客とコミュニケーションが取りやすい
LINE公式アカウントでは、普段のLINEと同じようにチャットができるため、顧客と密接なコミュニケーションをとることができます。
メッセージの一斉配信だけでなく、ユーザーと1対1でチャットをすることができるので、ユーザーとの信頼関係を構築しやすいと言えます。
例えば、予約の申し込みやキャンセルなどを普段のLINEのように個別でやり取りすることができるので、丁寧な問い合わせ対応ができるようになります。
LINE公式アカウントで効率よく集客する方法
LINE公式アカウントで集客するには、以下のようなものがあります。
うまく機能を活用することで効率よく運用できます。
友だちの登録を増やす
LINE公式アカウントで効率よく集客をするためには、まず友だちを増やすことが重要です。
友だちとは、LINE公式アカウントに登録してもらったユーザーのことを指します。
登録してもらったユーザーには、店舗のサービスなどの情報をLINE上で直接届けることができるため、ユーザーがアクションを起こしやすくなります。
友だちになってもらうためには、店頭にPOPを設置したり、友だち限定クーポンやセール情報を配信したり、さまざまな施策をおこない興味をもってもらうことが大切になります。
定期的にメッセージを送る
LINE公式アカウントで友だちを集めたら、ユーザーから忘れられないように定期的にメッセージを送り積極的にアピールしていくことが重要です。
配信できるメッセージの種類は、通常のテキストやスタンプ、画像や動画などがあります。
また、リンク付きの画像を配信できるリッチメッセージというものもあり、視覚的なインパクトがあるため、わかりやすく伝えることができます。
そのため、テキストメッセージよりもユーザーに強く訴求することが可能になります。
ショップカード機能を活用する
LINE公式アカウントにはショップカード機能というものがあります。
ショップカード機能は、通常の店舗などで発行されているポイントカードをLINE上で使えるようにしたサービスです。
発行枚数に関係なくすべて無料で使え、さまざまな機能があります。
ショップカードには以下の5つの機能があります。
- ポイントの付与
- 特典の設定
- リッチメニューによる告知
- 利用データの分析
- 友だちの獲得
これらの機能を使いこなすことで、リピーターの獲得や集客に効果を発揮することができます。
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190627-01/ユーザーに合わせて適切に配信する
LINE公式アカウントでは、ユーザーの属性に合わせて配信先を絞り込んでメッセージを配信することが大切です。
なぜなら、ユーザーによって価値のない情報や興味のない情報を送り続けると、わずらわしくなりブロックされる確率が高まるからです。
LINE公式アカウントには、以下の5つのユーザー属性が用意されています。
- 友だち期間
- 性別
- 年齢
- OS
- エリア
これらの属性に対して絞り込みをおこなうことで、メッセージの無駄な配信を減らすことができ、ブロックの回避を防ぐことができます。
さらに、ユーザーにとってニーズ高い情報をピンポイントで配信することができるので、購買行動や返信の確率を高めることにつながります。
LINE公式アカウントを活用した集客成功事例
LINE公式アカウントを利用して成功した事例を2つご紹介します。
ショップカードで再来店の促進に成功
ボルダリング・クライミングジムを運営してる「Rec’s代々木」では、リピート率が上がらないという問題をかかえていました。
そこで、改善策としてショップカードを導入することにしました。
具体的には、「2か月間で5回来店すると次回の利用料が無料」という特典をつけ、会計時にショップカードを利用してもらうことでリピート率が向上しました。
また、友だち登録を増やすために店内のレジをはじめ、トイレや掲示板、壁やロッカーなど、どこにいてもLINE公式アカウントのPOPが目に入るよう工夫しています。
さらに、初回のショップカード登録時にはレンタルシューズが無料になるサービスをおこなうことで、多くのお客さまに友だち登録をしてもらうことに成功しました。
また、リッチメッセージを上手く活用し、友だち限定クーポンを定期的に配信することで再来店を促しています。
参考記事:https://www.linebiz.com/jp/case-study/recs-g/?field_case_category_industry_target_id=7491
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/case-study/recs-g/?field_case_category_industry_target_id=7491
友だち追加した全ユーザーの約半数がショップカードを利用
主に広島県と東京都に8店舗を展開しているカフェチェーンの「SUZU CAFE」は、2019年11月からLINE公式アカウントを開設しショップカードを活用した集客を始めました。
ブランドアカウントで店舗共通の情報配信や、個人だけでなくグループで利用できるショップカードの特典をつけるなど、リピートを促す施策をおこなっています。
具体的には、ポイントを最大20ptに設定して、5ptごとに特典を用意したり、雨の日には2ptを付与するなどしてリピーターの育成を促進しました。
その結果、友だち追加した全ユーザーの約半数のお客さまがショップカードを利用してくれています。
また、メッセージの配信にはカードタイプのメッセージを活用することにより、開封率70%前後を記録しています。
参考記事:https://www.linebiz.com/jp/case-study/suzucafe/?field_case_category_industry_target_id=7496
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/case-study/suzucafe/?field_case_category_industry_target_id=7496
まとめ
LINE公式アカウントは、1,000通まで無料でメッセージを配信できるメリットがあるので、まず始めてみることをおすすめします。
その後、友だちの登録を増やすための施策をおこない、メッセージカードなどの機能をうまく活用してながら運営していくことで高い効果が期待できます。
今回の記事を参考にしていただき、自社のビジネスに活用して集客に役立ててみてください。