YouTubeの動画配信で広告を出して収益化する方法
- YouTubeの収益化にあたり広告について知りたい
- YouTubeで広告を出して収益化する方法を知りたい
YouTubeは動画を配信するプラットフォームとしてもっともメジャーで、年を追うごとに成長しています。動画広告市場の規模は2018年の1800億円から2020年には3000億円に成長し、さらに2024年には7000億円規模にまで拡大する見通しです。
このように成長著しいYouTubeにおいて動画配信し、広告で収益を得ることは有望な方法です。YouTubeで収益化するために必要なポイントや、YouTubeの広告とは何かについてわかりやすく解説します。
目次
YouTubeの広告とは
YouTubeにアップした動画に広告を表示させると、広告主からYouTubeに入る広告料の一部が動画配信者にも還元されます。
表示された広告が一定時間再生されたり、視聴者にクリックされたりすることで動画配信者に広告収益が発生します。表示される広告は以下のようにおよそ4種類に分けられます。
- オーバーレイ広告
- スポンサーカード広告
- スキップ可能な動画広告
- ディスプレイ広告
動画配信者がコントロールできるのはディスプレイ広告以外です。YouTubeパートナープログラムに参加することでどの広告を表示し、どの広告を表示しないかを設定できます。
YouTubeを収益化する方法
YouTubeで広告を表示して収益化しようと思ったら、YouTubeパートナープログラムへの参加が必須条件です。YouTubeパートナープログラムに参加するためには一定の条件をクリアする必要があります。
YouTubeパートナープログラムに参加すると収益の受け取りができたり、広告の表示設定ができたりするようになります。
YouTubeを収益化するための条件
YouTubeパートナープログラムに参加するためには「過去12ヶ月間の総再生時間4000時間以上」「チャンネル登録者数1000人以上」という条件をクリアする必要があります。他にもいくつかの条件がありますので見ていきましょう。
18歳以上
YouTubeは18歳以上でないと収益の受け取りができません。18歳未満の場合は保護者を代理人に立てて収益を受け取ることができます。
広告掲載に適したコンテンツ
暴力やアダルト、ヘイトスピーチなどの広告掲載に適さないコンテンツは、YouTubeパートナープログラム参加審査ではじかれます。広告掲載に適したコンテンツであることが必要です。
過去12ヶ月の総再生時間4000時間以上
過去12ヶ月間の総再生時間4000時間以上という条件が1つの大きなハードルです。4000時間はおよそ10万再生分と言われています。
チャンネル登録者数1000人以上
チャンネル登録者数1000人以上という条件はもっとも高いハードルです。再生数は瞬間最大風速的に達成することも可能ですが、チャンネル登録者数はチャンネルのファンを獲得しなければなりません。
進捗状況はチェック可能
進捗状況はYouTubeStudioに入ってチェック可能です。どの程度の再生時間が足りていないか、チャンネル登録者数が必要かを一目でチェックできます。
YouTubeは一般人でも収益化できる?
「一般人でもYouTubeの収益化ができるのか」という問いへの答えは「イエス」でもあり「ノー」でもあります。今まで動画撮影や動画編集が未経験の人でもアイディア次第で再生数を稼ぎ、人気チャンネルになることは可能です。
その人が一芸に秀でていたり、キャラクターが際立っていたりすればなおさらでしょう。人気チャンネルはさまざまなアイディアや工夫が凝らされています。そういったアイディアや工夫さえあれば、あなたにもYouTubeの収益化は可能です。
逆に人と同じことしかできないのであれば、YouTubeの収益化はとても難しいことです。二番煎じは視聴者にすぐ飽きられてしまうかもしれません。
優れたアイディアこそがYouTube収益化のためのポイントです。収益化を考える前にまず、どうしたら視聴者が喜ぶかを考えることが必要でしょう。
なお収益化した場合の1再生あたりの収益額は0.1円~0.3円と言われています。10万再生で1万円~3万円です。この金額を低いと見るか妥当と見るかはあなた次第です。
YouTubeの収益化を目指すためのポイント
YouTubeの収益化を目指すために重視したいポイントは「動画のクオリティ」「チャンネルテーマ」「YouTubeのSEO」の3点です。これらのポイントをしっかり意識することが、YouTubeパートナープログラムに参加して広告を表示させる近道です。
また多くのYouTuberがブログでノウハウやコツを公開しています。それらのノウハウを取り入れることも、さらなる近道になるでしょう。
クオリティの高い動画
YouTubeで再生数を稼いでチャンネル登録者数を増やすには、とにかく注目される動画を作らなければなりません。注目されるためにはクオリティの高い動画を作り続ける必要があります。
動画もジャンルによって「勉強になる動画」「とにかく面白い動画」「癒やされる動画」などさまざまなです。どのような動画で視聴者にアプローチしていくのか決めましょう。自分が提供できるのはどのジャンルでどのような動画なのか、まずは把握することが必要です。
作った動画のクオリティは、視聴者が最後まで動画を見てくれたかどうかによって計測できます。トライアンドエラーで改善しつつ、動画のクオリティを高めていくことが必要です。
地道に見えるかもしれませんが、動画のクオリティはもっとも大切なポイントです。収益化するためにもぜひ、力を入れてほしい部分です。
チャンネルテーマの決定
YouTubeにおいてチャンネルのテーマを決めることは大切なポイントです。チャンネルテーマと動画のクオリティによって、チャンネルに登録してくれるかどうかが決まります。視聴者に「この動画配信者の動画をもっと見たい」と思ってもらわなければなりません。
そのためにもチャンネルテーマは統一的な方が望ましいです。バラバラのチャンネルでは興味を持たれにくいからです。特定のテーマに絞ってチャンネルテーマを決定しましょう。
チャンネルテーマは1つに絞る必要はありません。最初はどれが当たるかわかりませんので、3つ程度のテーマに絞ってチャンネルを運営してみましょう。その中で当たりの方向性が見えたら、チャンネルテーマを1つに絞るのもありでしょう。
SEO
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことです。一般的にはGoogleで検索上位に表示させるための施策として知られています。しかしYouTubeでもSEOは大切なポイントです。
YouTubeでも視聴者は見たい動画を検索によって絞り込みます。例えば視聴者がキャンプの動画を探しているとします。検索キーワードに「キャンプ」が含まれますが、あなたの動画のタイトルや説明文に「キャンプ」という文字がなければ、あなたの動画がキャンプ動画であっても検索結果にヒットしません。
他にもタイトルやアイキャッチ画像に、クリックされやすい印象的なフレーズや画像を使うなどのテクニックもあります。勉強のため、人気YouTuberの手法を分析してみてもいいでしょう。
まとめ
YouTubeパートナープログラムに参加して広告を表示させ、収益化させることはそれなりに高いハードルがあります。しかしYouTubeパートナープログラムに参加してからがスタートラインです。決して参加がゴールではありません。
スタートラインに立つためにもクオリティの高い動画を配信し、チャンネル登録者数を増やしてくださいね。