WordPressのプラグインで月額課金を実装する方法【継続課金の仕組み作り】
WordPressでブログやコンテンツサイトを運営して、アクセス数が増えてくるとマネタイズに興味がでるのは自然なことです。
マネタイズを検討する際に、月額課金のシステムは一考する価値があります。
WordPressでは月額課金を、プラグインを使用して無料で実現することが可能です。
より高度な月各課金システムが必要なら、有料のプラグインも検討しましょう。
無料、有料問わずに月額課金を実現するプラグインを紹介します。
目次
WordPressの月額課金プラグインやサービス6選
codoc
最初に紹介するのは、最も手軽かつ総合的に月額課金をWordPressで実現できるサービスです。
codocは最近始まったサービスであり、noteやBrainと同じコンテンツデリバリーサービスです。
codocの特徴は投げ銭やコンテンツの一部有料化、月額課金といった多様なマネタイズに対応しているところです。
またcodocは自身のサイトやブログに導入すると、ブログの画面内でユーザーが申し込みや課金ができます。
WordPress用のプラグインもあり、導入に難しい手順は必要ありません。
しかしほかのコンテンツデリバリーサービスと同様に、有料コンテンツの売り上げから手数料が引かれますので注意してください。
Brainと同じようにアフィリエイターに報酬を支払うことで、宣伝してもらうことも可能なサービスです。
手数料などを考慮しても、非常にメリットの多い月額課金システムといえます。
Restrict Content Pro
PippinのRestrict Content Proは、コンテンツ閲覧を制限するプラグインRestrict Contentの有料版です。
会員のみにコンテンツ閲覧を許可して、一部コンテンツを有料化することができます。
WooCommerce Subscriptionsなどと組み合わせることで、月額課金に対応することが可能になります。
Restrict Content Pro: Membership Plugin for WordPressSimple Membership Plugin
Simple Membership Pluginは、WordPressで会員サイトを作るプラグインです。
定期決済のシステムも実装しているため、月額課金にも使用できます。
公式版が無料でダウンロード可能なため、1円も使わずに会員サイトと月額課金システムが実現可能です。
無料でWordPressに月額課金システムを実装するなら、Simple Membership Pluginが最もおすすめできるプラグインです。
インストールは、新規プラグインの追加から行ってくださいね。
Woocommerce+拡張機能
WooCommerceはECサイトを作成するための、WordPressプラグインです。
WooCommerceは無料ですが、月額課金を実現するための拡張機能であるWooCommerce Subscriptionsは199ドルという価格です。
さらにGroups for WooCommerceなどで、コンテンツの一部を会員制にすることが必要になってきます。
導入がかなりややこしいものの、導入し終われば継続的に運営できます。
また日本語化も、そこそこされているようです。
Wordpress Pay for Post Membership
Wordpress Pay for Post MembershipはWordPressを、月額課金にするために作られたプラグインです。
有料で価格は24ドルですが、会員の種類によって月額か金額を変えるなどのオプションも可能です。
月額課金サイトを構築するなら、かなり有力な検討対象でしょう。
月額課金のために作られたプラグインであり、機能を特化しているのでシンプルでわかりやすいのが特徴です。
InPlayer
InPlayerは完全無料で、WordPressを月額課金にできるプラグインです。
記事ごとの有料化にも対応していますので、柔軟な運用が可能です。
ユーザーインタフェースが非常に優れていると評判で、海外ではダウンロードサイトやeラーニングの月額課金などで、使用されている実績があります。
コンテンツデリバリーサービスで月額課金を実装するメリットとデメリット
コンテンツデリバリーサービスのメリット
仕組みができているので設計しなくてよい
codocやnote、Brainはコンテンツデリバリーサービスと呼ばれています。
月額課金が可能なのはcodocになります。
codocのメリットで最も大きいのが、仕組みがすでに作られているという点です。
多くのユーザーのフィードバックを受けて、システムが最適化されています。
また宣伝広告も、同じシステム内で完結できます。
会員サイトの構築や宣伝などをいちから構築するより、遙かに手間が省けます。
導入がとにかく簡単
codocはわずか4ステップで始められる簡単さです。
WordPressの場合はプラグインを入れることで、登録もダッシュボード内で完結します。
会員制サイトの構築より、よほど簡単です。
クリエーターとアフィリエイターが分けられる
コンテンツデリバリーサービスのcodocでは、報酬を設定することでアフィリエイターに宣伝してもらえます。
しかし通常のプラグインで月額課金を導入した場合、宣伝媒体の選定も自分でしなければなりません。
したがってコンテンツの制作に専念できる度合いが、異なってきます。
コンテンツ有料化サービスのデメリット
手数料がかかる
コンテンツデリバリーサービスは、手数料が売り上げから引かれます。
大体は15~20%ほどに設定されていることが多いようです。
会員の囲い込みが独自にできない
月額課金をしたユーザーの情報は、コンテンツデリバリーサービスに登録されます。
会員サイトを作ることに比べると、会員の囲い込みが難しくなります。
カスタマイズが困難
コンテンツデリバリーサービスは最適化されている反面、自分でカスタマイズ可能な部分は限られます。
プラグインで月額課金を実装するメリットとデメリット
プラグインのメリット
プログラミングができればカスタマイズも可能
WordPressのプラグインで月額課金を導入するメリットは、カスタマイズの自由度が最も大きなポイントです。
PHPやJavaScriptなどのプログラミングができれば、プラグインを自由にカスタマイズ可能です。
会員情報が得られるので応用が可能
プラグインで月各課金を実現する場合、会員制サイトにして会員登録をしてもらうことになります。
登録情報を利用して、例えばメルマガを始めるなど応用が可能です。
プラグインのデメリット
導入に手間がかかる
プラグインで月額課金システムを構築するデメリットは、導入に手間がかかることです。
特に会員サイトのプラグインは、設定する箇所も多いです。
ほかのプラグインと相性が悪く、トラブルになることもあります。
これらの問題を片付けるために、多くの労力が必要になります。
宣伝は別口で設計が必要
月額課金システムができあがっても、読者がいなければ売り上げはゼロです。
売り上げのために、宣伝も視野に入れなければなりません。
宣伝する媒体の情報収集や検討、申し込みなどの手間が必要になります。
無料プラグインの場合、更新されない可能性も
月額課金のプラグインで無料のものは、更新されない可能性があります。
有料のものより、無料のプラグインの方が更新されない危険性は高いでしょう。
継続的に売り上げを上げる月額課金システムだからこそ、気をつけたい部分です。
WordPressを月額課金やマネタイズはコンテンツ次第と忘れずに
WordPressをマネタイズする際に、最も大切なのはコンテンツの質です。
月額課金システムを導入しても、コンテンツの質が低ければ意味がありません。
つまりコンテンツに労力やコストをかけた方がよく、月額課金システムはできるだけ導入に手間がかからないものが望ましいでしょう。
自身のコンテンツにどのシステムが最適か、じっくりと検討してみてくださいね。