PVを調べる方法とメリット-競合サイトのPVを暴いて追いつこう
- 競合サイトのPVを調べたい
- 自分のサイトのPVを調べたい
自社サイトやブログのPVやアクセスの傾向を把握しておくことは、これからアクセスをどのように伸ばしていくかを考える上で非常に重要です。加えて競合サイトのPVが把握できれば、自社サイトのこれからの展望を組み立てやすくなります。
自社サイトと競合サイトのPVを調べる方法の概略を、わかりやすく解説します。参考にしつつ、詳細な分析をするための前知識にしてくださいね。
目次
競合サイトのPVを調べるメリット
競合サイトのPVを調べることには、たくさんのメリットがあります。孫子は「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」と言いました。自社サイトのPVやアクセスを分析することも大切ですが、それと同じく競合サイトのPV分析は非常に重要です。
どうしてそんなに重要か、3つのポイントで解説します。
自社サイトの目標がわかる
競合サイトのPVがわかれば、自社サイトの目標が立てやすくなります。加えて自社サイトの段階に合わせて、目標とする競合サイトを選択できます。
自社サイトが数千PVしかないのに、1000万PVもあるサイトを目標にしても意味がないですよね。1段階レベルが上くらいのサイトを目標にすることで、具体的な施策がしやすくなります。
サイト戦略が立てやすくなる
競合サイトや競合ジャンルのPVを把握して、競合サイトの戦略を分析すれば自社サイトの戦略も立てやすくなります。競合サイトとがっぷり四つに組むのか、それとも競合サイト群が押さえていないポイントを攻めるのか、などです。
競合サイトがどこを押さえて、どの程度PVを獲得しているのかわからなければ、戦略の立てようもありません。競合サイトのPVを知ることで、戦略が立てやすくなります。
競合サイトの分析の答え合わせに役立つ
競合サイトの分析は何も、PVだけではありません。競合するキーワードの検索順位や記事のおおよその文字数、タイトルの付け方、SNSの使い方なども分析しなければなりません。
しかし数ある分析要素の中でも、PVは非常に大きな要素です。どのような戦略を競合サイトがとっているのかではなく、競合サイトの戦略がどの程度効果を現わしているのかをPVからうかがい知れます。
競合サイトのPVを調べる方法
有料、無料で提供されているツールを利用することで、競合サイトのPVやその他の要素を調べることができます。
SimilarWeb
SimilarWebは競合サイトのPV以外にも、検索キーワードや参照サイト、SNSからの流入数も調査することができる優れたツールです。とはいえ数万PV程度のサイトだと、データが不十分ですと表示されて調べられないことも多々あります。
数十万PV以上の、人気のある競合サイトを調べるならおすすめのツールです。無料でもある程度は調査できますが、有料プランもあります。
eMark+
eMark+は自社サイト、競合サイト分析ツールです。競合サイトや自社サイトの訪問者数、利用時間、直帰率、PV数などを分析して取得することができます。
他にも検索流入数やキーワード、SNS流入数などの分析も行えます。これらの詳細な機能は有料版で利用できますが、無料版でも競合サイトのPVやUUを調べることが可能です。
無料版の利用には、アカウント登録が必要になります。
eMark+ | ビッグデータ×マーケティングで事業の成長を支援|株式会社ヴァリューズ
Ahrefs
Ahrefsは有料ツールです、たびたびSimilarWebとライバル視されます。Ahrefsの方がより優れているとする記事が多いようです。
サイトの最適化や競合サイトの分析、その他にもさまざまなツールが7日間のトライアルで使用できます。有料コースでは料金が1ヶ月99ドルとなっており、それなりの値段です。
トライアルで自社サイト、競合サイトに対する効果を確かめてみてください。
Ahrefs – SEOツール&Webサイトの検索流入を伸ばすリソース
自社サイトのPVを調べるメリット
20年前なら自社サイトのPVを、把握していない中小企業もたくさんありました。しかし現在、自社サイトのPVを把握してない企業はほとんどありません。もはやPVやアクセス解析の把握は、必須といます。
アクセス解析の重要性については、2つのポイントを述べるだけで十分に説明ができるでしょう。
現状を把握できる
まず何より、現状の把握がアクセス解析から可能です。現状を把握しなければWeb戦略も立てられず、マーケティングの見通しすら不可能です。サイトにどのような施策が必要かも、現状を把握しているからこそ提案可能です。
現状の把握に必要な数値は、ジャンルや戦略によって大きく変化してきます。例えばアフィリエイトサイトの場合だと、CVRやCTRを高めるため、購買意欲の高いアクセスが何より必要です
逆にコーポレートサイトのケースでは、ブランディングや社名の周知を目的にするため、PVこそがもっとも必要です。
分析して目標を立てられる
PVを調べたりアクセス解析でさまざまな指標を参考にしたりすることで、自社サイトの今後の見通しや目標を立てることが可能です。
目標は達成できるものではなければ、意味がありません。そして達成したかどうかを確認できなければなりません。したがって具体的な数字で、目標を設定することが必要です。
PVやアクセス解析で数字として現状を把握することは、目標を具体的な数字で掲げることにつながります。
自社サイトのPVを調べる方法
自社サイトのPVやアクセス解析、その他の重要な数字を調べる方法はたったの2つです。GoogleAnalyticsとGoogle Search Consoleを使用しましょう。
世の中にはたくさんの、アクセス解析ツールがあります。他にもヒートマップなど、ユーザービリティの分析ツール、SNS分析など数え上げればきりがありません。
しかしサイト分析に必要なのは、GoogleAnalyticsとGoogle Search Consoleの2つです。
Google Analytics
Google AnalyticsはGoogleが提供する、アクセス解析ツールです。PV、UU、セッションからページごとのPV、参照サイトからの流入、SNSの流入数などGoogle Analyticsで分析できないアクセスはありません。
アクセス解析ツールと言えば、イコールでGoogle Analyticsです。現在のところ、Google Analytics以上のスタンダードになるアクセス解析はありません。
Google Analyticsは完全に無料です。加えていくつでもサイトを、追加していくことが可能です。
Google Search Console
Google Search ConsoleはGoogleが提供する、検索流入分析ツールです。検索順位やCTR、キーワードなどすべて分析することができます。特定のページがどのようなキーワードで、どの順位に表示されているかなどを、実際のGoogleのデータから分析できるため大変有用です。
さらに、検索流入数の大きなキーワードでどのページが表示されているのか分析することで、コンテンツの作り方を改善して学んでいくことも可能です。
まとめ
アクセス解析でPVを調べたり分析したりすることは、非常に大切です。Google AnalyticsやGoogle Search Consoleは、無料かつとても強力な分析環境を提供してくれます。
しっかりと使いこなして、自社サイトのさらなるパワーアップを目指してくださいね。