SEOで失敗しないロングテールキーワードの探し方
SEOで失敗しないロングテールキーワードの探し方について書いていきます。
この記事は以下のような疑問を持つ方を対象としています。
- ロングテールキーワードの探し方を知らない
- ロングテールキーワードの『選び方』と『探し方』を勘違いしている
- 競合が存在しないロングテールキーワードを探す仕組みを知りたい
目次
SEOで失敗しないロングテールキーワードの探し方
ロングテールキーワードの探し方については様々な方法がありますが、僕がおすすめするのは以下の2つを利用する方法です。
- Googleサジェストを使って探す
- Googleキーワードプランナーを使って探す
『知ってるわー』という方が多いと思いますが、もう少しお付き合いください。
探し方の説明ですのでもう少し踏み込んだ考え方を解説して行きます。
Googleサジェストを使って探す
『キャンプ用品』というキーワードを使ってロングテールキーワードを探す例を以下に示します。
先ずはミドルワードを見てみます。(一部省略)
ビッグキーワード | ミドルキーワード |
---|---|
キャンプ用品 | キャンプ用品 初心者 |
キャンプ用品 | キャンプ用品 必需品 |
キャンプ用品 | キャンプ用品 焚き火台 |
Googleのサジェストからは上記のような内容が得られました。
次にミドルキーワードからロングテールキーワードを探してみます。(一部略)
ミドルキーワード | ロングテールキーワード |
---|---|
キャンプ用品 初心者 | キャンプ用品 初心者 費用 |
キャンプ用品 必需品 | キャンプ用品 必需品 冬 |
キャンプ用品 焚き火台 | キャンプ用品 焚き火台 折りたたみ |
ロングテールキーワードまでを抽出したらここからが大切で、それぞれのニーズについて深堀りします。
ロングテールキーワード | ニーズから新たなロングテールキーワードを推測する |
---|---|
キャンプ用品 初心者 費用 | 初心者だと費用はどのくらいかかるのか? 『お金をかけたくない』というニーズがありそう 『節約』というキーワードは使えないだろうか? |
キャンプ用品 必需品 冬 | 冬の必需品を知りたいということは他の季節はどうなんだろうか? |
キャンプ用品 焚き火台 折りたたみ | 折りたたみを探しているということは、コンパクトというキーワードはどうだろう? |
ロングテールキーワード | 新しく考えたロングテールキーワード |
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キャンプ用品 初心者 費用 | キャンプ用品 初心者 節約 |
キャンプ用品 必需品 冬 | キャンプ用品 必需品 夏 |
キャンプ用品 焚き火台 折りたたみ | キャンプ用品 焚き火台 コンパクト |
このようにニーズから別の状況を考えて、その状況にマッチする単語を考えるという事を行うだけで新しいキーワードを見つけることが出来ます。
Googleキーワードプランナーを使って探す
キーワードプランナーを使って探す方法も見てみましょう。
キーワードプランナーの『新しいキーワードを見つける』から検索していきます。
『フィルターを追加』からキーワードでフィルターしましょう。
広告出稿の競合が多い場合は出口の検討を忘れずに
キーワードプランナーには『競合性』という項目があります。
『競合性』は広告を出向する場合に競争相手がどれだけ多く存在するかをざっくりと表現していますが、SEOの視点から考えると、『競合性』が『高』となっているキーワードはCVキーワードとなる可能性があります。
広告出稿で競合が多いというわけですから、当然広告主の数が多く紹介できる商品も多いというわけですね。
競合が多いからと言ってオーガニック検索でも競合が多いとは限らない
『競合性』が『高』となっているとオーガニック検索の順位でも上位表示は難しいという記事を見かけますが、全てにおいてそうではありません。
特にCVキーワードは取り扱いが難しいため、しっかりとした記事を書くことができれば、上位表示されたときにそのまま利益に繋がります。
キーワードプランナーの精度を上げる広告出稿
キーワードプランナーは、広告を出向することで『月間平均検索ボリューム』の数字を、概算の値ではなく実際の値で表示できます。
元々キーワードプランナーは、広告主のためのツールですので、SEOに用いるのは適切では無いかもしれません。
Googleさんのデータを利用させていただいているということで、広告を出向してみるのも良い選択肢だと思います。
SEOを実施し、サイトで売りたい商品のPRやPPCアフェリエイトを行う場合などは、必然的に実際の値が使えるようになりますので並行で実施することをオススメします。
SEOでのロングテールキーワードの探し方と選び方を勘違いしていませんか?
『選び方』と『探し方』は似ている概念ですが、SEOではこの違いは非常に大きいものです。
具体的には以下のような違いがあります。
- 選び方→Googleサジェストなどから執筆する対象となるロングテールキーワードを選定すること
- 探し方→今ある記事に対応するキーワードで満たせていないニーズに対応するロングテールキーワードを見つけること
ロングテールキーワードを選定する
選定とはサジェストキーワードで表示される中から執筆対象のロングテールキーワードを選ぶ作業です。
サジェストキーワードを網羅するイメージで、どのキーワードを対象とするのかを決めていくということですね。
当然サジェストキーワードは競合も見ているものですから、高いクオリティを求められることが非常に多いです。
ニーズに対応するキーワードを見つける
前述のサジェストの中にあるロングテールキーワードを対象に、ニーズから別のロングテールキーワードを見つける方法を解説しました。
この方法は、サジェストでは見つからないロングテールキーワードを対象に記事を書いていくことになります。
よって、競合が非常に少ない中で記事を書いていくことが出来るので、予想以上にアクセスが集まるということもあります。
また、サジェストキーワードから狙うよりも簡単に上位表示が可能となります。
QA対応スキームを作ってニーズからキーワードを定義してしまう
ある程度アクセスを集めることが出来るサイトで、記事の内容に疑問が湧くようなコンテンツを作っている場合は、ユーザーからの疑問を集めるフォーム等を設置するのもオススメです。 ユーザーとのコミュニケーションの一つでもあり、読者の悩みを直接聞けるのでニーズを見つける手段として最も効果的な方法です。QA対応スキームを作る注意点
基本的に、お問い合わせフォームを設置する方法で収集を行いますが、このときにメールアドレスや名前等の個人情報を収集するということを絶対に行わないようにしましょう。
気軽に質問できるという形を作らないと読者の方も尻込みしてしまいますし、メールアドレスは営業に使われるのが嫌だという人は非常に多いです。
今の時代登録制でないダイレクトメールはスパムメール認定される可能性もあります。
個人情報の収集についてはより慎重に検討すべきです。
SEOで競合が存在しないロングテールキーワードの探し方
先程紹介したニーズを基にロングテールキーワードを見つける方法の応用です。
ロングテールキーワードを見つけたら、そのキーワードで検索を行いましょう。
1位に表示されるサイトのタイトルに全てのロングテールキーワードが含まれていない場合はビンゴです。
見つけたロングテールキーワードでしっかりとした記事を書けば1位に表示されます。
Googleサジェストやキーワードプランナーから離れてみることが大切
競合が存在しないキーワードというのは、SEOの観点からざっくり言うと、Googleのサジェストで表示されないキーワードの事です。
キーワードにニーズが高まる初動はボリュームが当然小さく、Googleのサジェストに表示されません。
キーワードのニーズが高まる瞬間を引き当てるためには、常に最新のニーズを見つけるためのアンテナを張り続けることが大切です。
ニーズを早期に見つけるために僕がやっていること
- TwitterやFacebookの検索を利用してみる
- 最新の技術動向にひっかけてみる
- 新商品のニュースにひっかける
最新の情報をいち早く入手し、先発優位性を最大限に活用して最新のロングテールキーワードに最速で対応していくように記事を素早く仕上げる必要があります。
執筆には慣れが必要ですが、とにかく記事を書き続けているうちにコツを掴んできますので、前向きに取り組んでみましょう。
まとめ
今回は、Googleサジェストとキーワードプランナーを使ったロングテールキーワードの探し方を解説しました。- サジェストからロングテールキーワードを探す
- ロングテールキーワードからニーズを考える
- ニーズにマッチした別の言葉を探す
- 場合によってはキーワードプランナーも活用し語彙の幅を広げる