YouTubeを収益化したら1再生いくらになる?
- YouTubeで収益化したらいくらになるか知りたい
- YouTubeの収益化するための目安を知りたい
少し前なら副業と言えばブログでアフィリエイトでしたが、現在ではYouTubeが盛り上がっています。BlogではなくVlogでサラリーマンより稼ぐ主婦がいたり、YouTuberの年収が1000万円以上だったりと景気のいい話が聞こえてきます。
そんなYouTubeですが、実際にはどれくらいの再生数でどれくらいの収益が稼げるのか調べてみました。1再生につきいくら稼げるのかわかれば、YouTubeを始めるかどうか判断する目安になります。
目次
YouTubeの1再生あたりの収益額
YouTubeの1再生あたりの収益額は、UUUM所属なのか、一般YouTuberなのかによって異なります。UUUMとは日本のマルチチャンネルネットワークであり、要するにYouTuberをマネージメントする会社です。
UUUM所属YouTuber
UUUM所属であるYouTuberの1再生あたりの平均単価は、0.26円~0.3円ほどです。UUUMは、Googleアドセンス収益を公開しており、その数字を元に計算した金額です。
この0.26円~0.3円に再生数をかけたものがYouTubeからの広告収入となります。仮に10万再生したとすると2万6000円~3万円ほどの広告収益が発生します。
この数字は、有名YouTuberの数字と考えればいいでしょう。
一般YouTuber
マネージメント会社に所属していない一般的なYouTuberの収益は、1再生0.05円~0.1円程度です。この数字では仮に10万再生しても5000円~1万円程度の収益にしかなりません。
そもそもYouTubeの収益化はかなりハードルが高めです。過去12ヶ月間の総再生時間4000時間以上、チャンネル登録者数1000人以上という条件をクリアしないと収益化できません。
実際に動画をアップしてみるとわかりますが、最初は、ほとんどの動画が数百再生も行けばいいほうです。また登録者数1000人以上になっても、月の広告収益は数千円程度というケースも多いです。
動画をアップし始めても収益化条件をクリアするまでに、9割の人が諦めてしまうとのデータもあります。YouTubeの収益化はかなりハードルが高いと覚悟しておくべきでしょう。
YouTubeの収益の仕組み
YouTubeで収益化する方法は広告収益だけではありません。実は、それ以外にいくつもの収益化方法があります。やり方によっては再生数がそこまで多くなくても収益化できる可能性も。
以下に紹介しますので、しっかりとチェックしてくださいね。
①広告収入
YouTubeにアップした動画上に広告を掲載することで収益が得られます。YouTubeへの広告出稿は年々増えており、現在では多くの企業がYouTubeに広告を出しています。
有名YouTuberの多くもこの広告収入からの収益がメインです。YouTubeで稼ぐもっともポピュラーな方法ですが、収益化の条件は上述したようにハードルが高めです。戦略的に賢く条件をクリアしましょう。
②スーパーチャット
スーパーチャットは動画のライブ配信中に、視聴者から支援金を受けられるYouTubeの仕組みです。ストリートミュージシャンや大道芸人が投げ銭を受け取るイメージです。
広告とは一切関係なく収益を受け取ることができますが「YouTubeに対して3割の手数料が発生する」「支援できる金額は1人につき1日最大5万円まで」など、制約もあります。
スーパーチャットは視聴者の数が多くなくても、ディープなファンがいれば収益を得ることができる仕組みです。実際に、スーパーチャットだけで月に100万円以上稼ぐYouTuberの例もあります。上手く活用すればあなたも収益化できるかもしれませんよ。
③YouTubeチャンネルメンバーシップ
YouTubeチャンネルメンバーシップは、動画投稿者がチャンネルメンバーに対して特典を用意し、チャンネルメンバーは月々の月額料金を支払うことで特典を受け取る仕組みです。簡単に言えば、YouTube版のサブスクリプションです。
ファンクラブのような仕組みですので、ディープなファンのいる動画投稿者なら収益化できる可能性は高いでしょう。動画投稿者は月額利用料金、特典を含むチャンネルメンバーレベルを5段階に設定できます。
YouTubeチャンネルメンバーシップも収益のうち、YouTubeへ3割の手数料が発生します。月額料金は90円~6000円まで設定可能ですが、利用条件はチャンネル登録者数が3万人以上とハードルがかなり高めです。
④アフィリエイト
YouTubeの動画投稿ページに、動画投稿者が直接提携しているアフィリエイトを掲載することもできます。一般的なアフィリエイトと同じく成果が発生すると収益を得られる仕組みです。
YouTube上に掲載できる代表的なアフィリエイトは楽天やAmazonです。商品のバリエーションが非常に広いために収益化はしやすいでしょうが、収益性は高くありません。1再生につき0.05円~0.1円くらいが目安だと言われています。
⑤オリジナル商品販売
YouTubeを宣伝媒体として自分の商品を宣伝することもできます。例えばオリジナルグッズの販売やイベントの告知、オンラインサロンへの動線として動画投稿をする方法です。
視聴者に直接、自分の商品やサービスを販売できるので収益性が高く、またYouTubeからの手数料が発生しません。その反面、オリジナルの商品やサービスを自分で用意しなければならないという手間があります。
収益性が高い方法ですから、商品を用意できるならぜひ検討しましょう。
⑥企業案件
企業から直接依頼を受けて商品やサービスを動画で紹介し、収益を得る方法もあります。この場合、企業側から宣伝効果を見込まれることが必要です。チャンネル登録者数や動画再生数の多い有名YouTuberなら、依頼を受けられる可能性が高いです。
トップ100のYouTuberの年収は?
YouTuberランキングサイト「チューバータウン」によれば、YouTuberトップ100の平均年収はなんと3200万円だそうです。これだけ聞くとYouTubeがとても稼げる場所に見えますよね。年収が3200万円ということは、月に260万円ほどの収入があると推定されます。
しかし、あくまで上記はトップ100の平均年収です。ランキング1000位あたりのYouTuberになると年収が15万円、月に1万円ちょっとの収入です。
YouTube収益化の条件
YouTubeで広告収入を得るためには「過去12ヶ月間の総再生時間4000時間以上」「チャンネル登録者数1000人以上」という条件をクリアする必要があります。また18歳未満はGoogleアドセンスの規定により収益を受け取れません。
18歳未満で収益化したい場合は保護者を代理に立てる必要があります。
YouTubeが設定しているハードルは決して低くありません。このハードルをまずはクリアしないと収益化は夢のまた夢です。しっかりと戦略を練って1歩ずつクリアを目指してくださいね。
まとめ
YouTuberは小学生のなりたい職業でトップクラスの人気だそうです。しかし、現実はなかなか厳しく、収益化までのハードルは非常に高いです。収益化できても1再生0.05円から0.3円です。
しかし、それでも魅力的に映るのがYouTubeです。まずは一度、チャレンジしてみてくださいね。