費用対効果抜群!YouTube広告の目安と広告制作費
- YouTube広告にかかる費用の目安が知りたい
- YouTube広告にかかる費用の内訳が知りたい
YouTubeで動画を視聴したことがある人なら誰でも、動画の前後や途中に再生される広告を見たことがあるでしょう。企業の担当者であれば、自社の製品やサービスをYouTube広告に掲載すれば、どれくらい売り上げが上がるのか想像してしまいますよね。
多くの企業が参入して広告マーケティングを繰り広げるYouTubeですが、いざ参入しようと思っても費用の目安や相場がわからず、二の足を踏んでいませんか。今回の記事ではYouTube広告の費用の目安について解説します。
目次
YouTube広告とは
YouTube広告とは、YouTube内に掲載できる動画広告を指します。YouTube広告は年々、その市場を拡大しています。2020年に約3000億円だった市場規模は、2024年に7000億円にまで拡大すると予測されています。
さらに、5Gが今後は普及します。5Gとは4Gと比べて20倍の速度差がある回線です。回線速度が上がることで動画広告市場はさらに拡大すると見られています。
課金発生の仕組み
YouTube広告の課金はある一定の条件を満たしたときに発生します。たとえばスキップ可能なインストリーム広告の場合、30秒以上の視聴やクリックによって課金が発生します。
課金発生の条件やタイミングは広告タイプによって異なります。目的やターゲット、予算規模によって広告タイプを適切に使い分ける必要があります。
広告予算の目安
YouTube広告では自分で予算を設定することができます。低予算から大きな予算までどのように設定するかが自分次第です。ほとんどの企業は最初、予算を1000円からスタートさせるようです。
1000円からスタートさせて費用対効果や規模を検討しながら、適切な予算規模になるように調整していきましょう。広告予算はどれくらいの露出を目指すかによっても変動してきます。自社の予算規模との相談も必要です。
YouTube広告の種類ごとの料金目安
YouTubeにはいくつかの広告タイプがあり、広告タイプによって課金方式や費用相場も変わってきます。5つの広告タイプそれぞれの課金方式や費用の目安を解説します。
TrueViewインストリーム広告
TrueViewインストリーム広告はスキップ可能なインストリーム広告と、スキップ不可のインストリーム広告があります。前者はユーザーが視聴している動画の前後や途中に広告が表示されます。再生開始後5秒でスキップボタンが現れ、ユーザーが興味なければスキップすることができます。
課金条件は30秒以上の視聴かクリックです。30秒以上の視聴かクリックされると1再生あたり3円~20円の費用が発生します。
スキップ不可のインストリーム広告は15秒以内の動画でスキップができません。こちらはインプレッション数1000回あたりで課金されます。スキップ不可のインストリーム広告は他の広告に比べて、単価が高くなる傾向にあります。
TrueViewディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告はYouTubeで再生中の動画に表示されるのではなく、検索画面や関連動画にサムネイルとテキストが表示されます。クリックされることで動画広告が再生されます。
ディスカバリー広告はクリックされることで課金が発生します。単価の目安は2円~6円です。逆に、ユーザーにクリックされない限り課金は発生しません。製品やサービスに興味のあるユーザーしかクリックしないので、コンバージョン率が高くなる傾向があります。
バンパー広告
バンパー広告はインストリーム広告と同様に、ユーザーが視聴している動画の前後や途中に再生される広告です。再生時間は最大6秒間でスキップは不可です。途中でスキップできないため、最後まで広告をユーザーに視聴させることができます。
バンパー広告はインプレッション単価制で、インプレッション1000回に対して課金されます。自分で費用を想定して入札を行うため、費用目安は一概には言えません。
マストヘッド広告
マストヘッド広告はYouTubeのホーム画面の最上部に表示される動画広告です。ミュートで表示され、ユーザーがミュートボタンをクリックすることで音声も再生されます。
ホーム画面に大きく表示されるため、認知度の向上やプランニング効果が見込めます。日別単価制かインプレッション単価制で、広告費用は170万円からになります。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はYouTube状に表示される動画広告ではありません。Google広告が提携しているウェブサイトやアプリで表示されます。2秒以上視聴されると1インプレッションとしてカウントされ、表示1000回ごとに課金されます。
YouTube広告のコンテンツ制作費
YouTube広告ではYouTube広告の費用以外に、コンテンツの制作費もかかります。動画コンテンツは一度作って終わりではなく、反応が悪ければ修正して作り直したり、ABテストで最適化したりすることも必要です。
YouTube広告のコンテンツ制作費について、内訳やおおよその目安を解説します。
広告制作費の内訳
コンテンツ制作費には企画費、撮影費、編集費、そして実費が必要です。それぞれどのような費用で、どういった用途で発生するのかまとめます。
企画費
企画費は動画の構成やストーリーを作るための費用です。宣伝する製品やサービスに合わせて企画を立て、決まった尺の中でどのようなストーリーや見せ方にするか決めていきます。多くの制作会社ではディレクターが動画の構成や企画を担います。
企画費は5万円~15万円が費用の目安です。
撮影費
撮影費は撮影スタッフの人件費や撮影機材の運搬などの費用が含まれます。出演してもらうタレントなどの人件費も撮影費に含まれます。有名なタレントに出演してもらうと高額の撮影費がかかることも。
3万円~10万円を目安に見積もっておきましょう。
編集費
編集費は撮影した動画を編集したり、アニメーションやBGMを挿入したりする作業です。編集費には編集スタッフの人件費などが含まれます。簡単な広告でいいなら撮影費や編集費を低く抑えることも可能です。
逆にクオリティを求めたらいくらでも高額になります。自社の予算と相談しながら、動画制作会社と打ち合わせしましょう。編集費は3万円~8万円程度を目安に見積もっておきましょう。
実費
実費は上記の費用以外でかかるすべての費用です。タレントやYouTuberを出演させるために呼び寄せるなら、その交通費や宿泊費が実費としてかかるケースもあります。
実費は撮影現場の場所やスケジュールによって変動しますので、見積もりに含まれていないケースも。事前に動画制作会社にしっかりと確認しましょう。
広告制作のコツ
広告コンテンツを制作するコツは、最初のインパクトと伝いたいメッセージの明確化です。
YouTube広告は興味がなければスキップされます。最初の5秒間でユーザーに興味を持たせる仕掛けやインパクトが必要です。ターゲットのペルソナを絞って、刺さる導入にしましょう。
製品やサービスに関する伝えたいメッセージの明確化も必要です。メッセージがぼんやりとしていては、せっかく視聴しても何が言いたかったのかわかりません。
広告制作費を抑えるには
動画制作会社にすべてを任せると多額の費用がかかります。企画や構成を自社で練ってフリーランスに依頼したり、動画素材を用意してクラウドソーシングを利用したりすると予算を低く抑えられます。
まとめ
どんなサービスや製品を宣伝するのか、どれくらいの規模で露出するのかなどによってYouTube広告の費用の目安は大きく変わってきます。YouTube広告の予算は自分で設定できるので、予算規模を最初にある程度決めてから参入しましょう。
コンテンツ制作は専門業者に任せるのがもっとも無難です。20万円程度の制作費用を見積もり、予算として確保しておきましょう。