YouTubeの広告料やYouTuberとのタイアップ費用の目安
- YouTuberとのタイアップ料金が知りたい
- YouTubeの広告料や出稿するメリットが知りたい
YouTubeは娯楽としてすっかり根付き、ユーザーはますます増加の一途をたどっています。YouTubeの動画広告市場は年を追うごとに急拡大しており、2024年には約7000億円規模になると予測されています。
動画広告市場が拡大するのは、YouTubeに広告を出せばそれだけ効果が見込めるからです。YouTubeに広告を出すだけでなく、YouTuberとのタイアップという方法もあります。
YouTubeを利用した広告の費用やメリットについて、わかりやすく解説します。
目次
YouTubeで広告を出稿するメリット
市場規模が拡大していることもYouTubeに広告を出す大きなメリットです。しかしそれ以外にもさまざまなメリットがあります。他の広告媒体に比べて高い費用対効果が見込めることなど、見落としがちなその他のメリットも紹介します。
細かなターゲティングができる
YouTubeの広告は動画の再生履歴や年齢、性別からユーザーの興味を分析してターゲットに発信できます。例えばダイエット食品の広告を出すなら、20代~30代の女性でダイエット関係の動画再生履歴がある人にターゲティングできます。
こういった細かなターゲティングが高い費用対効果を実現しています。
課金条件が設定できる
YouTubeの広告はクリック型課金に近い形態です。特定のアクションを視聴者が取った場合にのみ課金が発生します。例えばユーザーが広告動画をスキップせずに再生したり、動画広告がクリックされたりすることで課金が発生します。
これらの課金条件を設定できるので、確実にユーザーにリーチできます。
数万円単位から出稿が可能
YouTubeだけに限らずインターネットを利用した広告は、低予算で出稿できるものが多いです。Google広告もそうですが、1日の予算を自分で設定できます。例えば1日の予算を1000円に設定すれば、月に最大でも3万円しかかかりません。
くわえて、出稿するときに必要な動画の制作も数万円から可能です。低予算で出稿できるのはYouTube広告の大きなメリットです。
YouTubeの広告料の仕組み
YouTubeの広告料の仕組みについて解説します。YouTubeでは広告を出す期間や予算は広告主が決定できます。柔軟な調整や予算管理しやすいのがYouTube広告の特徴です。
YouTubeで広告を出すのがどういったイメージなのかお伝えします。詳細についてはYouTubeの公式ページである「YouTube 広告 – オンライン動画広告キャンペーン」を参照してくださいね。
さまざまな広告形態と課金形態
YouTubeでは視聴されて初めて課金される広告や、クリック単位で課金される広告などさまざまな形態の広告があります。
例えばインストリーム広告は動画本編再生中に流れます。5秒後にスキップできるボタンが表示され、30秒間再生された場合にのみ課金が発生します。
インストリーム広告を似た6秒以内の動画広告であるバンパー広告は、1000回表示されるごとに課金されます。ディスプレイ広告はクリックで課金されるなど、動画の形態によって課金のタイミングも異なります。
予算を設定も可能
Google広告と同じようにYouTube広告も広告主が予算を設定します。1日の費用を1円から設定可能です。一般的には1000円単位で設定することが多いようです。
1日の広告費用を1000円に設定すれば1ヶ月で3万円が上限となります。出稿する場合は1ヶ月当たりの予算を決定しておきましょう。
費用発生のタイミングは?
広告の費用はユーザーが起こしたアクションによって、リアルタイムで設定した予算から課金されます。費用が発生するタイミングは大きく分けて4つです。
- 広告を再生して30秒経過後
- 広告に対してクリックなどのアクションが起きた場合
- スマートフォンのアウトライン広告で2秒以上再生された場合
- バンパー広告で1000階以上表示された場合
出稿する広告の種類によって費用発生タイミングは異なります。出稿時に必ず確認しましょう。
YouTubeの種類別広告料の目安
YouTubeの広告形態は大きく分けると5つです。それぞれの種類でどの程度の広告料金を目安にすればいいのか解説します。
インストリーム広告
インストリーム広告は動画を再生したときに、動画の最初や途中に流れる動画広告のことです。再生開始から5秒後にスキップボタンが表示され、興味がなければスキップすることができるようになります。
インストリーム広告の課金が発生するタイミングは、30秒以上の再生されたときか動画がクリックされたときです。
料金は入札形式で、出稿するジャンルやターゲティングによって変動します。1再生当たり3~20円が相場です。他にも最大15秒間スキップ不可のインストリーム広告もあります。こちらはインプレッション数に基づいて課金が発生します。
ディスカバリー広告
ディスカバリー広告とは動画で再生される広告ではなく、YouTubeの検索画面や関連動画にタイトルとサムネイルが表示される広告です。クリックされた時点で課金が発生します。クリック単価は2~6円が目安です。
広告の製品やサービスに興味のあるユーザーしかクリックしないため、コンバージョン率が高くなる傾向にあります。
バンパー広告
バンパー広告はインストリーム広告と似ており、ユーザーが動画の再生中に流れます。動画の最初や途中に再生される広告で、再生時間は6秒以内です。非常に短い動画広告ですがスキップ不可で、最後まで商品やサービスを宣伝できます。
バンパー広告はクリックや再生時間ではなく、インプレッション単価制です。インプレッションとは何度表示されたかを示す指標で、1000回再生されると課金される仕組みです。
費用は入札であり一概に示せません。低予算から始めて調整していきましょう。
マストヘッド広告
マストヘッド広告はYouTubeのホーム画面最上部に表示される広告です。パソコンとスマートフォンのどちらでも表示され、非常に目立つ位置で注目度も高くなります。
インプレッションでの費用(CPM)と、1日固定費用(CPD)の2つが用意されています。時期や内容によっても異なりますが、1日1300万円の費用がかかるとの情報もあります。
アウトストリーム動画広告
アウトストリーム広告はモバイル端末に表示される広告です。インストリーム広告が動画内で配信されるのに対して、アウトストリーム広告は動画の枠外で配信されます。
ユーザーの目に2秒以上とまった場合にのみ課金が発生します。入札方式ですからジャンルやターゲットによって大きく料金が変わります。
YouTuberとのタイアップ料金の目安
YouTuberとのタイアップも非常に費用対効果の高いです。自社製品やサービスにあったYouTuberを選べば、そのフォロワーに確実にリーチできます。
YouTuberタイアップの費用は一般的に「チャンネル登録者数×2~4円」と言われています。チャンネル登録者が10万人のYouTuberなら20万~40万円の費用がかかります。
まとめ
YouTubeだけに限らずインターネットの広告は費用対効果が高く、低予算でも効果を見込めます。さらにYouTubeは年を追うごとに市場規模やユーザー数が拡大しています。適切な広告を打ち出せば高い効果を得ることが可能でしょう。
まずは低予算からYouTube広告を始めて、効果とともに予算を大きくすることを検討しましょう。