Googleアドセンスをブログに貼るメリット・デメリット
- Googleアドセンスのブログ審査について知りたい
- Googleアドセンスを無料で使えるブログはあるか?
- Googleアドセンスをブログで使用するメリットとデメリットを知りたい
ブログを収益化しようと思ってまず思いつくのが、Googleアドセンスです。アクセスの少ないブログでも収益が発生するので、モチベーションを維持することにも最適です。
Googleアドセンスについて、運用するブログや審査の注意点を解説します。加えてGoogleアドセンスを使用することのメリット、デメリットについても紹介します。
目次
Googleアドセンスは実質的に無料ブログNG
Googleアドセンスのアカウントを新規取得しようとしている人に、必ず知っておいてほしいことがあります。Googleアドセンスは無料ブログ自体をNGとしているわけではありませんが、実質的にほとんど無料ブログはNGです。
なぜならGoogleアドセンスの新規アカウント取得には、独自ドメインが必要だからです。
現在のところ無料で、独自ドメインを運用できるブログはライブドアブログのみです。もちろん、ドメイン料金は別口で発生します。ランニングコストを限界まで下げたいなら、ライブドアブログ+独自ドメインでGoogleアドセンスの導入を検討しましょう。
なお、すでにアカウントを取得しているなら、サブドメインなどのURLを追加できます。
Googleアドセンスとは?
Googleアドセンスの仕組みについて、簡単におさらいしておきましょう。仕組みを把握しておくことで、理解できることもあります。
アドセンスの仕組み
Googleアドセンスはクリック報酬型と言われる、アフィリエイト広告の一種です。クリックされることで、数円から数百円の報酬が発生します。
ページRPM(1000PVあたりの平均報酬)は、200円から300円程度です。ジャンルやブログによっても左右され、低い場合は数十円程度にまで落ち込むこともあります。ページRPMが高いブログでは、800円というケースも。
複数の広告をブログに配置するのが一般的で、ページCTR(平均クリック率)は1%前後が多いです。ジャンルによっては2%を記録することもあります。
アドセンスの導入手順
Googleアドセンスの導入には、一定以上のコンテンツが必要です。コンテンツがないと審査に合格しないからです。
- 独自ドメインで数十ページ程度のコンテンツを作成する
- Googleアドセンスの審査を申し込む
- 審査に合格して、Googleアドセンスの導入が可能になる
審査の注意点
Googleアドセンスの審査は、クリック報酬型広告としては厳しめと知られています。加えてアダルトやギャンブル、公序良俗に反するブログはポリシー違反で審査に合格できません。公営ギャンブルは、ポリシー違反ではないとのこと。
ブログの内容もある程度、必要になります。多くのブログは最低でも10記事ほどコンテンツを追加してから、Googleアドセンスの審査に挑みます。またコンテンツ内容が薄っぺらい場合も、審査で不合格になることがあります。
ブログでアドセンスを使用するメリット・デメリット
Googleアドセンスは収益化するときに、もっともポピュラーな方法です。しかしデメリットが存在しないわけではありません。ブログでGoogleアドセンスを使用するメリット、デメリットについて紹介していきます。
メリット1 ブログを収益化できる
Googleアドセンスをブログで使用するメリットは、なんと言ってもブログを収益化できることです。成果報酬型広告とは異なり、PVの少ないブログでも確実に一定程度の収益を得ることが可能です。わずかな収益でも塵も積もれば山となるのように、1年単位で見ればお小遣いくらいにはなります。
収益化しにくいジャンルのブログでも、収益化できることは大きなメリットです。
加えてブログの収益化は、モチベーションの維持につながります。「今、これだけのPVで○○円の収益だから……3万PVになれば○○円くらいにはなるぞ!」と、取らぬ狸の皮算用をすることもモチベーション維持のコツです。
メリット2 関連コンテンツや検索窓が使える
Googleアドセンスで見逃しがちなメリットですが、関連コンテンツ広告や検索窓広告はコンテンツの一部として非常に有用です。
関連コンテンツ広告を記事ページに設置すると、Googleが自動的にブログ内の関連記事を表示してくれます。以下は、関連コンテンツの実際の表示例です。
関連記事の隙間にはGoogleアドセンスの広告が入るので、クリック率も上がります。何より関連記事の表示をGoogle任せにできます。
他にも、Googleアドセンスの検索窓を設置することもできます。通常のブログ内検索をするGoogle検索窓にプラスして、Googleアドセンスが表示される形です。WordPressで標準搭載されているブログ内検索より、Googleのブログ内検索窓の方が何倍も優秀です。
これらのアドセンス広告は広告としてだけではなく、コンテンツのひとつとしてかなり使えます。
デメリット1 広告で記事に集中できない
Googleアドセンスのデメリットは、記事への集中力がそがれる点です。Googleアドセンスのクリック率が高い配置のひとつが、記事中への配置です。Googleアドセンスは1ページに配置できる広告の制限がなくなったため、中には多くの広告を配置するケースもあります。
広告が邪魔で記事に集中できないと、ブログとしては本末転倒です。解決法として記事中への広告の配置は、1~2個にとどめましょう。ページCTRに気を取られすぎて、読者の邪魔になる配置にならないように気をつけてください。
デメリット2 広告をクリックして記事から離脱
Googleアドセンスに限らず、すべてのアフィリエイトは、クリックされた時点で読者が記事から離脱することを意味します。Googleアドセンスの配置によっては直帰率や離脱率が、増加する危険性があります。
例えばバンド活動でオフィシャルブログを運営している場合、大きな目的は自分たちのファンを獲得することです。にもかかわらず広告で記事から離脱するのは、本末転倒です。
ブログの目的によってGoogleアドセンスが、デメリットを生むことをしっかりと認識しておきましょう。
ブログの目的をしっかり設定しておこう
「そのブログは何のために始めたのか?」「どのような目的があるのか?」をしっかりと設定した上で、Googleアドセンスを使用するかどうか決定することが重要です。
ファンサイトなのにGoogleアドセンスがゴチャゴチャと配置されていたら、明らかにそのサイトは役割を果たしていませんよね。温泉旅館のブログなのに、他の旅館の広告が表示されていたら違和感がありませんか?
Googleアドセンスが表示されていることで、読者がどのように感じるのかを考えてGoogleアドセンスを使用するようにしましょう。
まとめ
Googleアドセンスが多くのブロガーに受け入れられているのは、もちろんデメリットよりもメリットが大きいからです。ですがすべてのブログにとって、Googleアドセンスのメリットの方が大きいわけではありません。
自身のブログのジャンルや性質を考えた上で、Googleアドセンスを導入するかどうか検討してくださいね。