SEOで重要なドメインパワーを強くする7つの方法【チェックツールも紹介】
- 「ドメインパワーとは何なのか?」
- 「ドメインパワーを高めるにはどうしたらいいの?」
Googleの検索エンジンでの検索結果において、上位表示するための要因のひとつに「ドメインパワー」というものがあります。
自社のWebサイトが、どのくらいドメインパワーがあり、どの程度の影響力があるのかをチェックすることはSEO対策で重要になります。
しかし、ドメインパワーという言葉を耳にしたことはあるが、どのようなもので、どんな対策をすればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではドメインパワーの概要からドメインパワーを強くする方法、チェックツールなどを紹介していきます。
目次
ドメインパワーとは?
ドメインパワーとは、検索エンジンからみてWebサイトの評価の高さや、どのくらい信頼できるかを示す指標のことです。
ドメインオーソリティ(Domain Authority)とも呼ばれ、Googleが検索順位を決める評価基準の一つになっています。検索エンジンのロボット(クローラー)が、世界中のWebサイトを巡回しながら、それぞれのサイトの内容をチェックしています。
巡回されるたびに、検索エンジンから良い評価をもらい、信頼されることで徐々にドメインパワーが強くなっていきます。
SEOでドメインパワーが重要な理由
ドメインパワーが強いことは、SEO対策の上でとても重要になります。サイトのドメインパワーが強ければ、新規のコンテンツを作成したときに、サイト全体の評価が高いため、新しいページも信頼されるようになり上位表示されやすくなります。
例えば、同じ内容のコンテンツでも、ドメインパワーが強いコンテンツのほうが弱いほうよりも検索上位に表示されやすくなります。
また、検索エンジンのロボット(クローラー)は、ドメインパワーが強いサイトを優先的に巡回を繰り返すため、新規に公開したコンテンツが早くインデックスされるようになり、すぐに検索結果に反映されやすくなります。
このような理由から、サイトの運営には、サイト全体の評価を上げることが大切になります。
ドメインパワーを強くする7つの方法
ドメインパワーを強くするには、以下の7つの方法があります。
- コンテンツのクオリティを上げる
- 良質な被リンクを獲得する
- 長期間サイトを運営する
- コンテンツを増やす
- サイトのアクセス数を増やす
- コンテンツの文字数を増やす
- サイトの更新頻度を上げる
1.コンテンツのクオリティを上げる
ユーザーにとって有益で質の高いコンテンツは、アクセスが集まりやすく、またシェアされやすくもなるため、検索エンジンから高い評価が得られます。
質の高いコンテンツが増えていくことで、サイト全体のアクセスが集まるようになり、ドメインパワーも強まっていきます。
そのため、コンテンツを作成するときは、ユーザーのニーズに応えるクオリティの高い情報を提供できるように努めましょう。
2.良質な被リンクを獲得する
ドメインパワーを強めるには、良質な被リンクを獲得する必要があります。
この被リンクとは、外部のページやサイトから自サイトに向けられたリンクのことをいいます。
被リンクを多く獲得しているWebサイトは、他のサイトから「役立つサイト」だと評価されている証であり、Googleからも同じように良いサイトだと認識されるためドメインパワーも強くなります。
3.長期間サイトを運営する
Webサイトを長く運営しつづけることも、ドメインパワーを強めるために重要です。長期間におよび安定して運営しているサイトは、コンテンツ数や被リンクが増えるため、Googleからの評価につながります。
ただし、運営しているだけではなく、定期的にコンテンツを投稿し、ユーザーに有用な情報を提供しつづけなければなりません。
4.コンテンツを増やす
サイトのテーマに沿ったキーワードと関連したコンテンツが多ければGoogleは、そのサイトを高く評価するためドメインパワーが強くなっていきます。
しかし、サイトのテーマと関連性の低い記事を載せて、コンテンツを増やそうとするとGoogleからの評価が下がり、検索順位が下がる要因になりますので気をつけましょう。
サイトテーマに関連した高品質なコンテンツを網羅的に掲載することが大切になります。
5.サイトのアクセス数を増やす
ドメインパワーを強めるには、Webサイトへのアクセス数も重要になります。Googleはアクセス数が多いサイトほど高く評価するため、サイトへのアクセス数を増やすための改善をおこなう必要があります。
アクセス数を増やすには、魅力的なタイトルにしたり、リライトや更新頻度を多くすることやSNSを利用して拡散させるなどの方法があります。
6.コンテンツの文字数を増やす
コンテンツの文字数が少ないサイトは、記事の内容が薄くなる傾向があるため、Googleからの評価が得られない場合があります。
まず、情報量を多くすることで文字数が増えるため、ユーザーの求めるニーズに応えやすくなります。
その結果、サイトの滞在時間や直帰率が改善されるため、Googleからの評価が上がりドメインパワーも強くなります。
7.サイトの更新頻度を上げる
サイトの運営期間が長くても、更新を怠っているサイトは、Googleからの評価が徐々に低下し、ドメインパワーも低下していきます。
なるべく、こまめに新規のコンテンツを投稿したり、記事のリライトや情報のアップデートをおこない更新をつづけることが大切です。
ドメインパワーの確認方法
ドメインチェックツールには無料と有料のものがあります。
ドメインパワーを調べるだけなら無料のものでも十分ですが、回数などの利用制限があります。
無料で使えるドメインチェックツール
無料で使えるドメインチェックツールを2つ紹介します。パワーランクチェックツール
パワーランクチェックツールは、被リンク数やドメイン年齢など、さまざまなデータをもとに独自のアルゴリズムでドメインパワーが算出されます。
検索ボックスにドメインを入力してボタンを押せば数秒で結果がでます。
通常は1日に1回まで無料ですが、アカウント登録とメルマガ購読をすれば1日3回まで無料になります。
MOZ
MOZは、米国企業が提供するSEOツールで、海外で利用されているSEOツールの中でも認知度や信頼性が高く、世界中のユーザーから利用されています。
ドメインパワーだけでなく、自社サイトやライバルサイトの詳細な分析までおこなえます。
MOZの「Link Explorer」の、ドメインパワーを意味する「Domain Authority(ドメインオーソリティ)」からチェックができます。
MOZの「Link Explorer」では、1ヶ月10回まで無料でドメインパワーを調べることができます。
有料で使えるドメインチェックツール
有料で使えるドメインチェックツールを2つ紹介します。Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefsの有料ツールである「Site Explorer」を使うことで、ドメインパワーをチェックできます。自社サイトやライバルサイトのドメインを検索ボックスに入力するだけで、ドメインパワー以外にも被リンク分析や想定流入キーワードなどを把握することができます。
ドメインのパワーを確認するには、「DR(Domain Rating)」という指標で1~100の数値で表示され、この数字が高いほどドメインパワーが高いことになります。
Majestic
Majesticは、英国のMajestic社が開発したSEO対策ツールです。
ユニークな独自の指標を搭載しており、各種ツールを使いこなすことで、ドメインパワーだけでなく自社サイトやライバルサイトの被リンクなどの状況が確認ができます。
「TF(トラストフロー)」という指標をもとに、0~100までのスコアでドメインパワーをチェックすることができます。
まとめ
ドメインパワーを強くするには、定期的なコンテンツの更新や投稿をおこなったり、被リンクの獲得などが必要になります。
そのためには、地道な作業をつづけ、Googleが掲げるユーザーファーストを意識したユーザーが満足するコンテンツを増やしていくことが、ドメインパワーを強くする一番の近道といえます。