【販促】WEBプロモーションの成功事例6選と成功のコツ
- 「商品の効果的なプロモーション方法を知りたい」
- 「コロナの流行もあるし、WEBを利用したプロモーションを行いたい」
この記事では、上記のように考えている人に向けて、WEBプロモーションの成功事例を紹介しながら、成功のコツについて紐解いていきます。
ビジネスの世界では、どんなに商品の質が高くても、プロモーションや宣伝活動に力を入れなければ意味がありません。「質のいいものを作れば、宣伝をしなくても勝手に売れる」というのは幻想です。
ぜひ本記事を参考にして、あなたの商品にぴったりなプロモーション方法を考案してみてください。
目次
WEB販促・プロモーション事例
それではさっそく、WEB販促の成功事例を6つ見ていきます。
それぞれの実例からわかる成功ポイントは、どんなビジネスにも応用できるもの。「大企業だから成功したんでしょ?自分の会社がやっても意味ないよ」と考えてしまうのはとてももったいないです。
「自分のビジネスに活かせる要素はないか?」という視点で、目を通してみてください。
JR東日本「SKISKI」
「SKISKI」は、鉄道会社であるJR東日本が運営するスキー旅行のキャンペーンです。みなさんも冬になると、駅やテレビなどで広告を目にしたことがあるのではないでしょうか?
SKISKIは、定期的にキャストを変更しつつ、恋愛にまつわるストーリーを絡めたプロモーションを展開しています。
もはや日本で最も有名なプロモーションであるといっても過言ではないSKISKIですが、なぜここまで心に残る販促に仕上がっているのでしょうか。
ポイント:キャッチフレーズとストーリー性
SKISKIを印象的にしている要素は、「キャッチフレーズ」と「ストーリー性」です。
SKISKIといえば、「全部、雪のせいだ。」というフレーズが印象的。シンプルなフレーズながら、「どういう意味だろう?」と思わずにはいられないですよね。
このように、短くてキャッチーなフレーズは販促にとても効果的です。
また、ストーリー性があるのもSKISKIのポイント。ストーリーは人の記憶に残りやすいため、商品やサービスのイメージを印象付けるのにとても役立つのです。
パスワード-もっと強くキミを守りたい-
「パスワード-もっと強くキミを守りたい-」は、情報セキュリティに関するサービスを認知してもらうために打たれたプロモーションです。
WEBやITに疎い人にとって、情報セキュリティは関心のない分野。しかし、近年はハッキングや情報流出の事件が多く、セキュリティの重大性は高まる一方です。
そこで情報処理推進機構は、ITリテラシーが低い人にもセキュリティの大切さを理解してもらうために、少女漫画風のイラストを用いてプロモーションを行いました。この販促は、「セキュリティってなんだか難しそう」と思っている人にとって非常に親しみやすいものになりました。
ポイント:親しみやすさ
「パスワード-もっと強くキミを守りたい-」の成功ポイントは「親しみやすさ」。難しい概念であるセキュリティやパスワードを、可愛らしいイラストを使って解説することで、顧客の心理的ハードルを下げることに成功しました。
この事例のように、一見関係のない要素を交えてプロモーションを行うのはオススメの方法です。
たとえば、商品を使っている場面を描いたストーリーを作成するなど。いかにしてお客様との心理的距離を縮めるかは、いくらでも工夫の余地があります。
株式会社ロッテ「禁断の雪見トースト」
株式会社ロッテが打ち出したプロモーションが、「禁断の雪見トースト」です。
SNSで話題になっていた雪見トーストというレシピを紹介した上で、ツイッターで「あなたが考える、人が雪見をトーストに乗せてしまう理由」を募集。ユーザーはこのお題に対して、指定のハッシュタグをつけつつ大喜利形式で回答しました。
「禁断の雪見トースト」は若者を中心に流行し、結果的に販促に大成功しました。さらに、このキャンペーンに参加するためには、雪見大福の公式アカウントをフォローする必要があったため、フォロワーも増加しました。
ポイント:SNSを利用したイベント作り
現代の流行は、SNSにおいて若者を中心に発生することが多いです。この事実を活かして、SNSを利用したプロモーションを打ち出してみるのはいかがでしょうか。
SNSプロモーションのコツは「若者が参加したくなるようなキャンペーン作り。」禁断の雪見トーストにおいては、「応募者から抽選で100名様に雪見だいふく5個をプレゼント」という特典が、多くのユーザーを引きつけました。
サントリーフーズ株式会社「ZONe」
ZONeは、デジタル世代をターゲットにした新しいコンセプトのエナジードリンクです。
このZONeをリリースしたサントリーフーズが展開したのが、ツイッターを利用した「一番速くスワイプできたら100万円」というキャンペーンです。
このキャンペーンでは、ユーザーにスワイプ型のオリジナルゲームに参加してもらい、成績に応じて景品が送られました。特に「スコア1位の人は100万円」という訴求が多くのユーザーの関心を引き、プロモーションの成功につながりました。
ポイント:ゲームを通して商品のコンセプトを訴求
ZONeのコンセプトは「没入感」。このコンセプトを、ゲームを通して体現できるというところが、サントリーフーズのうまいところです。
体験を通して、コンセプトを肌で感じてもらうのは大きな効果があります。なぜなら、商品の特徴は、言葉で説明されるより実際に使ってみた方が理解しやすいからです。
どん兵衛
吉岡里帆さんと星野源さんのCMでおなじみの「どん兵衛」。可愛らしいきつねのキャラクターや暖かい雰囲気が印象的ですよね。
そんなどん兵衛は、CMだけでなくWEB販促においても成功しています。ホームページに上げられた「絵本どんぎつね」という動画があるのですが、その衝撃的な展開がSNSで話題になったのです。
ポイント:周りの人につい話したくなる要素
衝撃的なことや、意外性のある話題は、つい周りの人に話してしまいたくなりますよね。
そして、現代において「周りの人に話したいこと」を発信する場所はSNSがメイン。意外性のある話題は、SNSを通してあっという間に拡散されます。
みなさんも、商品のコンセプトにとらわれない、意外性のあるコンテンツを作成してみてはいかがでしょうか。特に、若者をターゲットに訴求をするのが効果的です。
洋服の青山「ガールズアカウント」
洋服の青山といえば、スーツや紳士服を取り扱っているイメージがありますよね。
しかし、洋服の青山はインスタグラムにおいて、学生の女の子をターゲットにしたアカウントを運用しています。
アカウントの投稿内容は、プリクラの撮り方やトレンド情報、可愛いコーデの作り方など、ブランドイメージとは異なるものになっています。
ポイント:ターゲットを明確にする
プロモーションやSNSの運用において、ターゲットを明確にすることは非常に大切です。
なぜなら、全ての人に使ってもらえる商品やサービスなどこの世に存在しないから。また、ターゲットが不明確だとプロモーションに軸がなくなり、コンセプトがブレてしまいます。
ターゲットを絞り込むことで、特定の人の心に刺さる訴求が可能になります。
まとめ
ここまで、WEBプロモーションの成功事例と、成功のコツについて見てきました。
重要なのは、世間の流れに敏感になること。特にWEBの進化スピードは凄まじいため、常にプロモーション方法も適切な形に変化させていくことが必要です。
ぜひこの記事を参考に、商品の効果的な訴求方法を考えてみてください。